出勤前、エントランスの隅に何かいるのを見つけた(こういうことにはめざといのだ)。これはヤモリではないか?と携帯カメラで撮った一枚。こう言うのが嫌いという人もいるから、見たくない人はここから先に進まないで。
ヤモリとは、漢字で「守宮」と書くのはよく知られている。英語ではHouse Lizard。名前のとおり、家に棲みつき、害虫などを捕ってくれる。手足に吸盤があり、このように壁や天井を自由自在に歩き回れる。
よく間違いやすいのが「イモリ」である。こっちは漢字で書くと「井守」。イモリは両生類であるがヤモリはは虫類である。イモリは水の中にもいるが、ヤモリは陸棲である。イモリは壁などを登れないし動きも遅い。要するに両生類とは虫類の違いが、そのままイモリとヤモリの違いとなるようだ。
ヤモリにとっては、今が繁殖のシーズンだそう。卵は60日ほどで孵るらしいが、その期間の温度で性別が変化するなど、変わった性質を持っている。こういった小動物は気持ち悪いから駆除して、という人も多いが、こういった生き物がまったくいない状況というのも、ちょっと気持ち悪いと思うのだ。古い木造住宅に子供のころから住み、部屋に侵入してくるさまざまな生き物と日々対決していた私だからそう思うのかも知れないが。
コメント
「ヤモリ」と「イモリ」。ちょっとどころかかなり私には見分けるのが難しいです。つぶらな瞳をしているのは「イモリ」の方でしたっけ(笑)。お写真のヤモリは、清流にいる「サンショウウオ」を思わせますね。昔、岡山県の蒜山(ひるぜん)高原センターの一角に巨大なサンショウウオのいる池があって、行くたびに見ていました。池の中にはなぜかご利益を求めるように?小銭がたくさん投げ込まれていました。ところが、数年前、そのサンショウウオが石をぶつけられて死んだのです。そのことを書いた立て札が池のほとりに立てられていました。あのサンショウウオはどちらかというとイモリに近い生き物だったのでしょうか。
年のせいか、何かを見ると思い出が浮かぶようになって来て困ります(笑)。
野の花さん、
ご指摘のとおり、つぶらな方は「イモリ」、切れ長の方が「ヤモリ」です。サンショウウオは両生類ですよね?とすると、「イモリ」の仲間ということになりますが。でも、写真の「ヤモリ」も、ほんとうにサンショウウオのようですね。もしかしたら間違えている?とも思ってしまいますが…。
> 年のせいか、何かを見ると思い出が浮かぶようになって来て困ります(笑)。
そうですね、走馬燈のように、とはいきませんけど。苦笑
はじめまして れぐるすと申します。
わたしは、ヤモリを見つけると すぐ名前を付けたくなるのです。
ほんと カーテンにくっついている時の 手がかわいく 写メールを友達にすると
『いや~んこんなの送ってこんで』とおこられました。
いやな人もいるんですね。
(ノ∀`)・゚・。 あはは~
沖縄でヤモリは「ヤールー」と呼ばれています。民宿などに泊まると、部屋でご対面となることがあります。最初は驚きましたが、今は慣れました。守り神ですから、嫌ってはなりませんね。動きが速いので、本音はそばにいるよりいない方が有難いのですが…。実家のキッチンの窓ガラスに張り付いていたことを思い出します。
れぐるすさん、はじめまして。
かなりのヤモリ好きとお見受けします。
私が以前、見かけたヤモリの写真を送ったら、逃げようとしていた瞬間だったらしく、下半身だけ写っていて、面白いと喜ばれました。
なかなか愛嬌があると思うのですがね。
ぴろろさん、
そうですか、沖縄ではそんな風に呼ばれているのですね。どういう意味なのでしょうね。
私の田舎(会津)でも、家の窓に張り付いているこいつをよく見かけたのを思い出します(小学生のときです)。
ごく普通の生き物だったのだと思います。