国際宇宙ステーション(ISS)が地上から肉眼で見えるといいます。そんな話をちらほら聞いていたのですが、24日(日曜日)の夕方、東京地方で見ることができるという情報を入手し、さっそく北向きのバルコニーにこどもと一緒に張り付いたのでした。
情報によると、17時半頃、北西から上り、5分ほどで南西に沈む、とあります。思ったより速く移動するんだな、と思い地上に現れる瞬間を狙ったのですが、いっこうにそれらしきものは見あたりません。この日は好天で雲もほとんどなく、絶好のISS観察日和と思ったのですが、もしかしたら横浜ではダメなのかも、と思ったそのとき!
確かに北西の方角に、強く光るものが見えます。星ではないとすぐにわかるのは、非常に明るいこと(金星より明るい)、動きがとても速いことです。動きが速いならば飛行機という線も考えられるのですが、飛行機なら光点が1個というのはあり得ません。
ということで、これがISSに違いない!ということで一家で感動して見つめていましたが、ここで「しまった!」ということが起きました。写真の準備を何もしていない!私ともあろうものが、何たることでしょうか。どうせなら動画を撮ろうと撮りだしたカメラはバッテリー切れ、一眼レフには焦点距離の小さな広角レンズが付いていました。
もう、ISSはてっぺんを通過し、南西方向に沈みかけています。レンズを交換している時間はありません。三脚を立てている時間もありません。やむを得ず、そのレンズで手持ちにて撮影したのが冒頭の写真です。シャッター速度が1秒以上あり、流れるような写真になってしまいましたが、これほど明るいものが移動していた、ということです。
宇宙ステーションの名前は「きぼう」。下手すると仕分けにもあってしまいそうですが、そこに野口さんが乗っているのだと思うと、何とも不思議な気持ちがするものでありませんか。がんばれ、野口さん!
コメント
地上から宇宙ステーションを望む・・・とてもロマンにあふれた、また家族の思い出となるべき出来事でしたね。でも、肝心な時にカメラが・・・ちょっと残念でしたね。
私ももう20年くらいも前でしょうか、似たような体験をしました。夫の実家は中国山脈のど真ん中。夜空は澄んで星が美しくまたたく地です。義母が「夕べから空に出ているあれは何だろう」と言うのです。それは明らかに星とは違う、三角形に光る物体でした。もしかしたら、アメリカの宇宙ステーション?(と言ったかどうかも定かではないです)確か新聞にそんなものが上げられたと出ていました。三角形の光る物体は、限りないロマンを漂わせて天空高く輝いていました。
野の花さん、
そんな何回も機会があるのかというと、意外なほど少ないです。基本的に日没時、日の出のタイミングで、晴れていること。夕刻なら、休日でないと絶望的です。
またの機会を狙っています。
野の花さんがご覧になったのは、もしかしたらソ連のものかも知れませんね。年代的に合うのは、これだけのような気がします。