前回は、ジャストシステムの統合ソフトウェア「JUST Suite」を2010にバージョンアップするところを書きました。バージョンアップするからには、何かよいところがあるはずなのですが、特に説明もいらないのが、「Windows 7対応」というところでしょうか。
それじゃぁ詰まらないので、今回は私の常用しているATOKについて書いてみましょう。ATOKについては、ここを見て下さい。ちなみに、この記事はすでに「ATOK 2010」で書かれています。
まず目に付くのが、「Windows 7対応」ということでしょうか。メモリ消費量の少なくなったWindows 7に合わせて最適化を行ったとあります。そうですね、日本語入力でメモリを大量に消費したのでは、バランスの悪いことになってしまいますからね。しかも、内部的にUnicodeで統一したようです。
変換精度の向上は、いつも言われていますね。もともと変換精度は高いですから、どこがどうよくなったと言われましてもすぐにはわからないのですが、文脈をより意識した変換が行えるようになっているようです。「口座を開設する。」「講座を開講する。」この2つを、候補を選び直すことなく一発で変換できました。これはすごい。
このほか、カタカナ語を誤って英単語で入力しようとしてしまった場合の推測変換とか、重ね言葉をより厳密に指摘するとか、英単語入力モード(ATOK 4E)が強化されているとかもあるようですね。
よく、入力モードを切り替えずに「cおmぷてr」(「computer」と入れる)とか入れてしまうことがありますが、これを「コンピュータ」としてくれます。逆手に取れば、いちいち入力モードを切り替える必要がないので、便利かも知れません。というか、「コンピュータ」と入れるのに「konpyu-ta」と入れるのも変な話なので、より自然に入力できるようになった、ということかも知れません。
細かくはいろいろありますが、「こいつは劇的に変わった」というところはないようですね。文章の入力をより快適に、というのが日本語入力ソフトウェアの本質的な機能と思うので、正常進化は歓迎したいところです。なかなか人様には説明しにくいところなので、とにかく使ってみて下さい、とするしかないようですね。
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