「一太郎2011 創」のお話が続いていますが、今しばし(別のネタが出るまで?)お付き合い下さいませ。今回は、「モリサワフォント」です。「一太郎2011 創」のプレミアム版以上では、DTP用フォントで有名なモリサワのフォントが付属しています。
これがわかる人は、1970年より前の生まれです。笑
このフレーズをモリサワフォントに使うな!とか言われそうですが、ほかに使う機会もないので使わせていただきましょう。「一太郎2011 創」には、モリサワの代表的なフォント「リュウミン」「新ゴ」が収録されています。
それぞれ、3種類のウエイトのフォントがあり、計6フォントが収録されます。リュウミンについては、L, EB, EHが、新ゴについてはL, M, Bが用意されます。極めて実用的な範囲のウエイトと言えましょう。
このフォントを使いこなせば、よくある商業書籍のような紙面も作れそうです。明朝だけ、ゴシックだけ、という制限があっても、本文と2種類の見出しを使い分けるくらいはできます。
残念なのは、これらのフォントが「一太郎2011 創」をはじめとする製品でしか使えないことです。試しに、「コントロールパネル」から「フォント」を開いて見ましたが、見当たりません。ジャストシステムのアプリケーションだけが認識できる、特殊なフォントのようです。
まぁ、たとえばMicrosoft Wordなどでも使えてしまえば、敵のアドバンテージが上がるだけですので、むざむざそんなことはしないでしょう。商業出版に関わっている者から言えば、それほどインパクトのあるフォントなのです。
ちなみに、各フォントの紹介に使われているフレーズは、かつてのフォント王国「写研」の書体見本帳に使われていたものです。「写研」は、あのあまたの名作フォントを、墓場まで持っていく気なのでしょうか?いつか、このフレーズを本家のもので使えることを願いつつ…。
コメント
ズキューン!
反応してしまいますね(笑
丁稚デザイナーの頃の辛かった(カラい、ではありませんよ)時代を思い出し、
つい目頭が熱くなります。
最近某国営放送系TVで「ジャン●編集部(集●社)」の潜入番組を見ましたが、
そこでは今でも吹き出し等に透明プラスチックの「級数表」を使っていて、
そちらも感慨深いものを感じました。
「自分が頑張ってた頃の思い出」って、何よりの宝物ですね。
UP有難うございました!
Nさん、どうも。お久しぶりです。笑
このネタに食いつかれるとは、もはや思いませんでした。ストライクゾーンど真ん中という感じでしょうか?
透明の級数表ですか、あれ、今でも持っていますよ。ついでに言えばモリサワ・ライノタイプ・ヘルのも。級数、号数、ポイント数の換算が出来て便利です。
すっかり昔話ネタですが、こういうのってたくさんありそうですね。
このフレーズに再会できるとは・・・
ナールが新鮮だったあの頃。。。
暫し浸りました。
ありがとうございます。
はじめまして。ご訪問、ありがとうございます。
M・ぎょさんも業界関係者だったのですね。ナール、懐かしいですね。そののち、じゅんなんか使えるかよ、と毒づいていたことを思い出します。
ナール、ゴナの復活を切望します!