昔には大事件のあったこの日、東京日比谷の「日比谷公園」を歩きました。東京駅にて仕事の用事があり、時間に余裕があったのでちょっとぶらついてみようと思ったのです。実は、日比谷公園に足を踏み入れるのは、生まれてこの方初めてなのでした。こういう場所って、けっこう多そうです。
日比谷公園は、皇居の隣、日比谷壕に面した東京都管理の公園です。江戸時代には大名の屋敷であった一帯を、明治時代に公園として整備しました。その名残は、至るところに遺されています。たとえば、「日比谷見附跡」など。江戸城に登城する際に通る日比谷御門を見張るための石垣です。
「日比谷見附跡」からは、「心字池」が見渡せます。この池は、もとはお濠だったとか。浅い池で、水鳥が多数訪れるせいか、それを撮ろうというオヤジの群れがスゴイです。
「心字池」では、アオサギのみ撮りました。
この公園、すごく猫が多いのです。それもそのはずで、やっぱり「餌やりおじさん」がいっぱいいるからなのですね。
「心字池」のほとりには、見慣れぬ文様の石碑が。見慣れないのもそのはずで、古代スカンジナビア文字による碑だとか。スカンジナビア航空からの寄贈だそうです。
「心字池」のほとりの草むらには、早くも春の野草が顔を見せ始めました。ヒメオドリコソウ、ナズナ、トキワハゼ、オオイヌノフグリなど。
「心字池」を離れて、「第1花壇」に入ります。まだ、花壇と言えるほどの雰囲気でないのは残念です。「ペリカン噴水」「松石」など、見ることができます。ペリカン噴水は、番なのですが片方しか撮っていません。失敗です。
ウメの木の脇をとおり、「雲形池」に向かいます。「雲形池」の脇にはちょっと変わった形のものが。馬の水飲み場ということで納得です。「京都の欄干柱」とか、なぜにここに?というようなものまであり、油断できません。
「雲形池」の真ん中には、「鶴の噴水」があります。もとは台座も真鍮製だったこの噴水、戦時中に石に置き換えられたようですが、厳寒期には吹き出す水がつらら状にもなるそうです。
「雲形池」にはカルガモが、ほとりにはスイセンが。カメが甲羅干しをしている風景はのどかです。
「第2花壇」に向かってみました。チューリップがたくさん植えられていますが、まだまだ花は先ですね。ところが隅っこの方に、何を迷ったかフリージアが一輪。
翌日の東京マラソンの通過点であるので、そのためのスペースが設営されています。明日、ここは大勢の人でごった返すのでしょうね。
時間もなくなってきました。急ぎ足で、最後は日比谷公園のシンボル的な存在である「大噴水」で締めようかと思います。その前に、太陽電池で動作する「ソーラー時計」。向こうには「大噴水」。ところがこの大噴水、タイミングによっては何も出ていない(笑)。時間もなかったのでしょぼいところでご容赦下さい。でも、水の吹き出ていない噴水も、なかなかいい感じです。
ということで、急ぎ足で日比谷公園を巡りました。この間、約1時間ほど。約束の時間が迫ったので、このまま東京駅方面に移動しました。実は、用事が済んだ後、皇居周縁の散策も楽しみました。これについてはまた別の機会に…。
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