春の野歩きは楽しい―自然環境保全センター(1)―竹見本園で野の花を満喫

少し前の話(4月17日)になるのですが、タケノコ目当てに神奈川県厚木市にある「神奈川県自然環境保全センター」に行って来ました。こういう季節では、どこに行こうか正直迷うものですが、フデリンドウが気になるのと、そろそろババちゃんちにタケノコが出るかしらと期待して、こちらに出向いたのでした。それ以前に、車を動かさないとまたバッテリーがヤバい!というのがあるんですが。なんかこう、2月以降、車を持つのが負担になっています。

自然環境保全センターの看板(Nature Preservation Center, Kanagawa, Japan) 小さめの写真Flickr Icon

自然環境保全センターの紹介:神奈川県立自然環境保全センター – ザ・公園 – なおさん亭::新館

撮影機材の紹介:キャノンEOS 40DキヤノンEF100mm F2.8L MACRO IS USMパナソニックDMC-TZ10

まずは、「研究棟」脇にある桜を眺めて、K標識エリアの観察路を進みます。下草が苅られていまして、ウグイスカグラがなくなっていたのは残念。このまま、「竹見本園」に入ります。

自然環境保全センターの桜(Cherry blossoms, Nature Preservation Center, Kanagawa, Japan) 小さめの写真Flickr Icon

竹見本園は、その名のとおり各種の竹を集めて育てている場所ですが、陽当たりがよいため、春にはたくさんの野の花で溢れます。

まず、お目当てのフデリンドウを探します。植え込みの影にひっそりと咲いているのを覚えているので、木の根元を1本ずつ見ていきましたら、ありました。本当に小っちゃく、控えめに、ひっそりと。最初のはつぼみ、あとのはきちんと開いています。

自然環境保全センターのフデリンドウ(Gentian, Nature Preservation Center, Kanagawa, Japan) 小さめの写真Flickr Icon

自然環境保全センターのフデリンドウ(Gentian, Nature Preservation Center, Kanagawa, Japan) 小さめの写真Flickr Icon

ほかは、定番の野の花たちが。

スミレは2種類、おなじみのタチツボスミレとアカネスミレ。アカネスミレは、その色の濃い花が特徴ですが、毛が少ないのでもしかしたらオカスミレかも。

自然環境保全センターのタチツボスミレ(Violet, Nature Preservation Center, Kanagawa, Japan) 小さめの写真Flickr Icon

自然環境保全センターのアカネスミレ(Violet, Nature Preservation Center, Kanagawa, Japan) 小さめの写真Flickr Icon

キランソウ。地面にべったりと。今年も、地獄の釜の蓋が開きました。

自然環境保全センターのキランソウ(Flower, Nature Preservation Center, Kanagawa, Japan) 小さめの写真Flickr Icon

自然環境保全センターのキランソウ(Flower, Nature Preservation Center, Kanagawa, Japan) 小さめの写真Flickr Icon

ヒメウズ。本当に小さい白い花がうつむくように咲きます。この花の正面を撮るのは至難の業。

自然環境保全センターのヒメウズ(Flower, Nature Preservation Center, Kanagawa, Japan) 小さめの写真Flickr Icon

よく似た小っちゃな花を2種。キュウリグサ。花の真ん中が黄色くなり、葉っぱはキュウリのように青臭いです。

自然環境保全センターのキュウリグサ(Flower, Nature Preservation Center, Kanagawa, Japan) 小さめの写真Flickr Icon

自然環境保全センターのキュウリグサ(Flower, Nature Preservation Center, Kanagawa, Japan) 小さめの写真Flickr Icon

ハナイバナ。「葉内花」と言うように、葉っぱの間から花が出ます。花の真ん中は黄色くならないので、キュウリグサと区別できます。

自然環境保全センターのハナイバナ(Flower, Nature Preservation Center, Kanagawa, Japan) 小さめの写真Flickr Icon

ハコベもたくさん。これは多分、ミドリハコベ。全体的に緑っぽいです。

自然環境保全センターのミドリハコベ(Chickweed, Nature Preservation Center, Kanagawa, Japan) 小さめの写真Flickr Icon

カラスノエンドウとオオイヌノフグリ。春先の野っぱらはこればっかり、です。

自然環境保全センターのオオイヌノフグリ(Flower, Nature Preservation Center, Kanagawa, Japan) 小さめの写真Flickr Icon

自然環境保全センターのカラスノエンドウ(Pea, Nature Preservation Center, Kanagawa, Japan) 小さめの写真Flickr Icon

ここまで見て、竹見本園を出てY標識エリア、谷戸の方に下りていきます。幸い、まだヤマビルの季節ではないので、じっくり歩けそうです。今回のシリーズは、場所別に行ってみます。明日に続きます。

コメント

  1. 小鉄 より:

    春の野歩き、たっぷり堪能させていただきました(^^)
    ヤマビル、いなくて良かったですねぇ。去年でしたか、あの流血
    記事を思い出します。
    伊勢原市は散策にもってこいの場所がたくさんあって、いいですね。なかなか足が伸びないので、なおさんの記事で疑似体験させてもらってます。

  2. なおさん より:

    小鉄さん、コメントをありがとうございました。
    ヤマビルにはまだ時期的に早いので、常備される食塩水と塩はまだ備え付けられていませんでした。
    疑似体験とのこと、少しでも臨場感のある記事を、と精進したいと思います。