【コミック】テルマエ・ロマエIII―お風呂漫画の第3巻

ゴールデンウィーク特別企画。コミックスレビューです。お風呂漫画「テルマエ・ロマエ」の3巻目が早くも出ました。え?もう3巻なの?とはいえ月刊誌で、コミックスに8話くらい収録なら、年に1回くらい出てきてもおかしくないです。

テルマエ・ロマエ III (ビームコミックス)

真っ先に思うのは、「よくもまぁお風呂でこんなにネタが続くものだ。」です。銭湯、温泉、う~ん他には?という感じなのですが、日本のお風呂文化の材料をよく切り取ってテーマにしています。

第3巻は、というより第2巻では主人公のルシウスが身の危険にさらされる、というとこで終わっていてその後の展開が気になるところでしたが、案の定命を狙われました。笑 まぁそれでも何とか乗り切って、何もかもないことのようにしててしまうのですが。

ストーリーはやや強引かも。特に山賊を手名付けてしまうところとか。普通ならやられていますでしょうね。それでも一瞬で温泉街を作り上げてしまうのは、何というか。温泉街を作るにもラーメン屋やら土産物屋やらエッチなお店やら射的やら。

あとは、ポータビリティに優れた木桶の風呂、そして日本にローマ風呂を作ってしまうという逆転の発想のお話とか。大衆受けするものを作ればよいという発想自体が、すでに大衆受けしないという事実を示している、世相へのアンチテーゼ的なお話でもあります。

このお話、例によってフジテレビによって映画化されるようですね。売れそうなものにはすぐ飛びつく!最近のフジテレビなら納得の行動ですが、主演が阿部寛(背が高くイケメン)なのはわかるとして(彼は諸星大二郎の作品でも主演しましたからね)、上戸彩はどうなんでしょう?何しに出てくるのでしょうか?私は個人的に彼女が嫌いなので、あえて書かせていただきました。すいませんね。

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