【つぶやき】テレビを視ない日々…

最近、テレビを視ません。以前も、そう視ていたわけじゃないのですが、最近、とみに視なくなりました。いまだにブラウン管テレビですが、地デジ対応のしっかりとしたものがあるのにもったいないのですが、それでもスイッチが入っている時間は短く、入っていてもゲーム機の画面出力用です。

なぜにテレビを視なくなったのか、客観的に考えてみました。

実は、まったく視ないわけではなく、視る番組が限られているとも言えそうです。朝のNHK総合、野球・サッカー等のスポーツ中継がメインでしょうか。3月の大震災直後はテレビを付けっぱなしでしたが、そういう非常時は除きます。

あとは、テレビ東京の大江麻理子アナの出演する番組くらいでしょうかね(偏っていますな)。

朝のNHK総合は、とりあえず世間の大まかな動きを見たり(これは新聞でも事足りるのですが)、天気予報を見たり、朝食や出勤の支度のついでに点けている、時計替わりにもしている、そんな感じでしょうか。

スポーツ中継は、昼間にジムのトレーニング中についでに視ている、そんな感じでしょうか。家にいる時間にあまりスポーツ中継をやらないので(ゴールデンタイムにプロ野球、なんて昔の話になりました)、家ではあまり視ないという状況になっています。

特に、情報系の番組はほとんど視なくなりました。また、バラエティと称されるテレビタレントがたくさん出てくる番組、ドラマ、そんなものはほとんど視ません。夕食時に家族に付き合って視線を運ぶことがありますが、面白いと思うことはあまりありません。

いちおう言い訳しておきますと、昔はテレビ好きで、バラエティやドラマなど、けっこう視ていました。といっても高校生あたりまででしょうが…。

テレビを視なくなったのには、ほかにやるべきものがたくさん出てきた、ということもあるでしょう。そもそも仕事が忙しいので、帰宅後や休日に、わざわざテレビに時間を割く余裕はありません。どっちかというとPCの前でこのようなことを書いたり、Webサイトのメンテナンスなどをしています。また、外でスポーツをしたり、里山に写真を撮りに行ったりと、とてもゆったりとテレビの前にいるような時間を作ることはできません。

こういうことは、最近の若者のテレビ離れ、というのと同じでしょう。最近の若者はテレビを視なくなったといわれます。ケータイやネットに時間を割く分、テレビから離れるというわけです。というより、一人暮らしの若者がテレビをわざわざ設置しない、ということもあるそうです(その気になればワンセグで観れるからだとか)。

あと、これは大事なのですが、あまりに作り手の意図があからさまになってきて、常に胡散臭さを感じざるを得ない状況になっている、ということもありますね。

報道されるべきことがきちんと報道されない、客観的な事実として存在することに触れられない、視聴者を一定の向きにリードするような番組を組む、などです。

特に、報道されるべきことがきちんと報道されない、というのはメディアとして自ら落とし穴を掘っているような感じがします。

今のテレビがイヤなら視なければいい、とおっしゃるタレントの方が多数いらっしゃるようですが、その方は自分の商売を何と心得ているのか、理解に苦しみます。普通の商売でいえば、イヤだったら買わなければいい、と言っているようなもので、そんなことを言っていたら商売は成り立ちません。

これはつまり、自分の客は視聴者ではなくて、どこか他の人だよ、と自ら白状しているようなものでしょう。

そのようにおっしゃっているので、視る時間はどんどん短くしています。少なくとも平日は、朝のNHK総合以外は視ていません。休日も、夕食時に家族に付き合う程度です。イヤらなら視るな、ですから異議はありませんよね。

あ、断っておきますがNHKの受信料はきちんと払っています。朝の数十分とはいえ視ているわけですからね。あと、これはよい番組だ、と思ったNHKスペシャルなども視させてもらっています。NHKでは、「自然のアルバム」なども好きですね。

テレビを視ない、という話から飛んでしまいましたが、報道の自由を謳う側が、自ら統制側に最も近い場所に身を置くとは、一種の自殺行為では?という気がしてなりませんねぇ。

コメント

  1. デザイナN より:

    実は!
    7/24以降、晴れて地デジ難民になりました!
    買い替え時期に「これは!」というテレビが無かったのが主原因ですが、
    根底にはなおさんと同じ様な理由が大きいですね。
    (ちなみに直前まではテレビっ子でした。テヘッ)
    なかでも特にフジを筆頭とした各局の韓流ゴリ押しや原発の偏向報道等は、日本人としては許せないものがありましたね(怒
    しかし、「流行の最先端を行ってるに違いない」というイメージを持たれるであろうグラフィックデザイナーがここまでアナログで良いのか?と疑問を持たれるかもしれませんね。
    でもそれもまた固定観念に縛られないというデザイナのひとつのカタチなんです。たぶん。

  2. なおさん より:

    Nさん、どうも。やはり食いついてきましたか。辛いものでもないのに。
    私も編集者の端くれなので、テレビと無縁の生活で最新トレンドを逃すことはないのか、世間の感覚とずれていかないかと危惧しましたが、逆に乗っかってしまうことの方が危険そうです、今は。
    抗議されるならまだよく、無視されるようならそれこそ終わりだと言うことを悟ってほしいです。