台風が大接近中の週末、まだまだ気温は高いですが秋らしい陽気でした。
ということで、29日の土曜日は、恒例のウェイトトレーニングもお休みして、神奈川県伊勢原市の日向薬師周辺に、ヒガンバナを愛でに行ってまいりました。日向薬師は、正式には日向山宝城坊日向薬師。真言宗のお寺で、室町時代の開山という由緒あるお寺です。
秋はヒガンバナ、春は梅と、見どころ満載のお寺ですね。アプローチとしては小田急線伊勢原駅からバスというのが簡単ですが、私はお隣の厚木市の神奈川県立自然環境保全センターに車を止め、そこから歩くことにしております。
自然環境保全センターから山門までは、普通に歩けば30分ほど。途中で写真などを撮っていれば1時間ほどの道のりです。ちょっとしたウォーキングコースです。さっそく出発しましょう。
自然環境保全センター脇をてくてく歩きます。
伊勢原浄水場脇。
民家の石垣が多くなってきて独特の雰囲気になってきます。石垣には草花も多く、そぞろ歩きが楽しいです。
そろそろヒガンバナ(マンジュシャゲ)の気配がして参りました。ススキと、ヒガンバナの群生。薄暗いトンネルとの対比が何とも…。夜は歩けそうにないです。
まだまだ歩きます。だんだんと山っぽくなってきました。山のてっぺんの方には雲がかかっていますが、幸い降られませんでした。道ばたの斜面には、びっしりとヒガンバナが。でもまぁ、こんなのはまだまだ序の口ですね。
十二神橋から日向川。川辺に降りることができますが、ここもヒガンバナがびっしり。いや、もう、真っ赤っかですね。このあたりから人が多くなってくるのでした。
私もうっかりしていたのですが、ここはもしかしてこの季節、人出がすごいのでは?と思いましたら、案の定、結構な人出です。花が咲けば人が集まるのは必然で、いつぞやの鎌倉といい、どうも認識に欠ける部分があります。
途中には、ヤマハギに覆われたヒガンバナも。
人出が多いと必然的にちょっと困った人も多くなってくるのが現実で、ヒガンバナの群生の脇を荷物(大きなカメラバッグや三脚など)置き場にしていたり(どうしてもフレームに入る)、三脚でしっかり陣地どりして動かなかったり(気持ちはわかりますけどね)。
大門橋手前の駐車場の奥も、なかなかの見どころです。ここにはシロバナマンジュシャゲも。白いヒガンバナは、特にシロバナマンジュシャゲと呼ばれるそうですね。
参道脇の民家では、地元の野菜や木の実を売っています。大きな栗が1kgで500円!買いたかったのですが何と400円しか手持ちがない私は、仕方なく諦めました。トホホ。と言っているうちに、山門に到達しました。
本堂は、平成の大修繕工事中で、境内もほとんど無粋な建築物で覆われています。この中にあえて入って手と口を清めましょう。そして脇にある、仮の本堂でお参りを済ませます。何と、このお寺にはキレイなお坊様がいらっしゃいますよ。今流行りの美坊主というお方でしょうか。
休憩所で一休み。甘酒で疲れをいやしましょう。普通のお酒もあります(飲まないけど)。軽食があれば助かるのですが、食べ物はお土産中心ですね。
見どころは、境内上の駐車場の脇から上がる、休憩スペースでしょうか。下から見てもわかる、ヒガンバナの群生が見事です。意外と、人が上がってこないのが不思議です。
休憩所からは、上ってきた道ではなく、車用の道を下って降りることにしています。この道の脇も、たくさんの山野草を見ることができるのですが、それは別の日に…。ほぼ降りきると、ヒガンバナとススキの群生とか、田んぼ脇のヒガンバナの群生とか、まだまだ見どころ満載です。
日向古道の日陰道に入ると、そこもいろんな山野草が。しかし今日は白いヒガンバナのみご紹介。よく見ると、赤いヒガンバナとは花の雰囲気が違いますね。それもそのはずで、白いのはスイセンの仲間との交配種だそうです。
ということで、日向薬師とその周辺のヒガンバナを紹介させていただきました。もちろん、これだけ撮って終わっているわけではありませんので、明日以降に紹介していけたらと思っております。ご覧になっていただければ幸いです。
次回の記事はこちら:
【おでかけ】秋の日向薬師周辺で山野草をあさる
撮影機材:キヤノンEOS 40D+シグマ17-50mm F2.8 EX DC OS HSM、キヤノンEOS Kiss X2+キヤノンEF 100mm F2.8L MACRO IS USM
コメント
こんばんは。こんなところでニアミスするとは!運命を感じますね[E:coldsweats01] と言っても、なおさんの以前の記事で日向薬師を覚えたのです。刺激、いただいております[E:happy01] 十二神橋のたもと、真っ赤でしたね~。三脚固定のシニア組も多かったですね~。ほんの少し遠慮していただけると、コンデジ程度の者も嬉しいのですがねぇ。
ところで、日向薬師さんには美坊主さんがいるのですか?自分が参拝した時は、優しげな住職?と豪快なおじさん(檀家さん?)だけで、なかなか味のあるお二人でしたよ。
小鉄さん、こんにちは。
以前、常泉寺の記事で彼岸花関東三大名所のことを書かれていましたので、そうだったのか!これは行かねば!と思っていたところなのです。
美坊主さんといえば、仮本堂の前の札所?におられました。明るい色の袈裟をお召しでしたね。