市民の森巡り―寺家ふるさとの森(1)

桜の季節、市民の森巡りを兼ねて桜を撮りに出掛けたいと思った。できれば、今まで行ったことのないところで、というわけで「寺家ふるさとの森」である。わざわざ「ふるさと」と付いているあたり、もしかして観光地ぽいかな?と思っていたら、案の定アタリであった。一帯は神奈川県横浜市青葉区寺家町を中心とした「寺家ふるさと村」であり、その中の森のあたりが、「寺家ふるさとの森」である。森自体は、12haほどの広さなので、あっという間に巡り終わる。だがいろいろな見どころがある。

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マップは、「ふるさと村」と一緒になっており、他の市民の森のようなマップは用意されていないようだ。

http://www.city.yokohama.jp/me/kankyou/green/shiminnomori/jike-b.pdf

我が家からは、20分ほどで着く。「こどもの国」とも隣接しており、今まで赴いたことがないのが不思議なくらいだ。撮影機材は、キヤノンEOS 40D+キヤノンEF-S17-85mmである。

折しも、ふるさと村全体で、「桜祭り」というのをやっていて、すごい人出であった。休憩所である「四季の家」の脇には駐車場があって45台のスペースがあるのだが、そこも満杯という状態であった。あたりに溢れる路上駐車もすごく、他の市民の森とは雰囲気がまるっきり違う。

それでも、森歩きを決行しようと歩き出す。熊野神社の参道入口にある石柱。左に行けば「熊の池」(実際には「熊野池」)、右に行けば「むじな池」(これはこの通り)。このまま、「むじな池」方面へ進む。

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「むじな池」方面へ歩く。右側の「山田谷戸」と左側の森(ふるさとの森)の間は、歩きやすい舗装された道が続く。森というよりは、公園である。ちなみにこの森には、1,000本ほどのソメイヨシノ、ヤマザクラなどが生えているそうだ。

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くるっと振り返って、「四季の家」方面を見る。山田谷戸は、今は草が生えているだけだが、これから先は田んぼになる。田んぼの季節に、また来てみたい気がする。

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谷戸を渡る通路から、「四季の家」方面を撮る。

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「水車小屋」を撮る。手前にお花畑があって、小川の風景を演出している。だが、お花畑に入ってまでよいアングルで写真を撮ろうという人たちは、どうにかならないものか…。

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水車小屋のあたりから、「ふるさとの森」(熊野神社の背後)を撮る。ところどころピンクに染まった、春の山の風景である。

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「くまの橋」に進む方の分岐にある標識。今回は、ここを曲がらずに「むじな池」の方に進んだ。

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「むじな池」の前にある案内看板。これを見ると、市民の森に来たのだなぁ、という実感が湧く。この近く、ハナショウブが植えられていて、水も張られている。すると、必ず出るのが、「生き物を採取する集団」である。すでに、オタマジャクシ、ザリガニなどがいる。捕っているのは、たいていは普通の親子連れである。いちおう声を掛けると、「捕っているだけ」ということ。あとで放すから問題ないだろう、との主旨(キャッチ&リリースか!)。それ以上の追求はしなかったが、あとでそのまま持参しているのを私に見つかり、気まずそうに彼らが遠ざかったのには、妙に情けない気持ちになった。

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「むじな池」。なぜに「むじな」?と思う。このへん、よくむじなが出たのだろうか?ちなみに、右下の方のちっちゃいのは、カメである。

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「熊野池」。見てのとおり、釣り堀である。地主さんたちも、収入が必要なのだ。ちなみに「熊野」とは「熊野神社」の「熊野」である。

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引き返して「くまの橋」へ。ちなみに橋に上がるには、脇のハードな階段を上る。

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ここから先は、「余裕のある人向け」だそうだ。舗装されていない、根っこもむき出しの道が続く。起伏もけっこうある。

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「大池」方面に進んでみようということになる。ちなみにこの方向には「肌色の鉄塔」があり、遠足に来た小学生などは、そこから先に進むのを禁じられているそうだ。進んだら、容易に帰ってこれないらしい。本当だろうか?

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次回、「肌色の鉄塔」の正体が明らかに!

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