生姜焼き定食はつくづく偉大だと思いませんか?
発明したのはどこかの喫茶店のマスターだということですが、今では日本中どこに行っても普通に見られる定番メニューとなっています。
どこが偉大かというと、生姜なしでは普通の豚ロース焼き、豚バラ焼きで終わるのが、生姜を付けた途端に一気にグレード感がアップするのです。
写真サイト:「足成」より。写真と記事は関係ありません(牛肉だし)。
しかもたかが生姜ですから、コスト的には大したことありません。
ですが生姜焼きは明らかに無印より50円、下手すると100円高くなります。これはお店にとって文字通りおいしい話です。
高いと思うなら選ばなければいいじゃないか!と言われそうですが、生姜の魔力には勝てないのです。一度、おろし生姜まみれ
になった豚肉の味を覚えたら、普通の豚肉など食べたくないのです。
しかも、牛肉ではダメで、やはり豚肉でないとダメなのです。
ところで、最近の牛丼屋は生姜焼き定食を出すところも多いですが、牛丼といえば紅生姜です。皆さんは、生姜焼き定食にさらに紅生姜を組み合わせるという暴挙に出ますか?私は出ます。
紅生姜大好きな私ですが、すでに生姜まみれの豚肉に紅生姜を少量乗せて、巻くようにして食べるとおいしいのです。エエエ?生姜を二階建てにするの?しょうがないなあというシャレは置いておいて。
おろした生姜は辛みとかまさしくスパイスの味。これに対して紅生姜は酸味の効いた漬け物の味。脂っこさと甘辛さが支配する生姜焼き定食界において、酸味は非常に有効なのです。
だったら別に白菜のお新香でも付けてもらえばいいじゃないかと言われそうですが、生姜焼き定食にお新香が付くなんて聞いたことがありません。せいぜいポテトサラダとキャベツの千切りでしょう。
別に注文するくらいなら、目の前の無料漬け物を最大限活用しようではありませんか!
あれ?いつの間にか紅生姜の話に…。
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