東京都小平市の都道計画に関する住民投票に思う。

今日はクシヒゲコメツキについて書こうと思っていたのですが、予定を変更します。以前からFacebookでシェアされていて気になっていたのですが、今日(5/22)の日経夕刊社会面にも記事があったので、まったく知らない場所でもないので、書かせてもらうことにしました。

来る5/26(日曜)、小平市で住民投票が実施されます。投票の対象は、玉川上水を横断して南北に計画されている都道3・2・8号府中所沢線の是非について。道路が計画されているあたりは雑木林で、緑豊かな場所だとか。

私は近くの津田塾大学とはちょっとした縁があったり、関越を利用するのに府中街道をよく使っていたので、知っている場所なのです。一言で言えば、鬱蒼としている、森と言えるような場所ですね。

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Facebookを使っている人は、こちらが状況的にわかりやすいかも知れません。すいません、勝手にリンクを張らせてもらいました。

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道路計画自体はどこにでもあるようなものなのでしょうが…。府中街道と、西武国分寺線の間を、五日市街道と青梅街道を結ぶ道路です。府中街道に極めて近く、今さらこんな道路を通して地元に意味があるのかしら、それも大きな犠牲を払って、と思うのですが、地元民でjないので微妙なニュアンスはわかりません。

計画時は1963年。え?50年も前のものを今さら蒸し返したという感じですね。当時と今では道路事情も相当違いましょうが…。どうも最近、この手の話が増えてきているような。我が居住地は東急の根城ですが、めぼしい適地はすでに開発が終わってしまい、今は不適とも言えるような場所をほじくり返しているような始末です。近所の、美しが丘五丁目集合住宅計画などは、その最たるものでしょう。

都道なので計画は東京都のものなのでしょうが…。何かやることないかと古い計画とか引っ張り出してきて、これだ!と思い実行のために議会にかけようとしたら市民団体にストップを食らった、そんな感じでしょうか。渋滞緩和など大義名分はありましょうが、府中街道の渋滞は、青梅街道との交差点の構造によるような気もしますね。

住民投票自体も、50%条項に引っ掛かる可能性があり、投票率50%に達しなければ開票せず、その場合には計画の見直しも行われないとか。つまり、デフォルトは計画の遂行で、見直すためには投票率が50%に達し、しかも計画反対(見直し賛成)が過半数越えでなければならないという、けっこう高いハードルなんですな。

利害関係者でもある賛成派が投票をボイコットしたら、50%に達せずという可能性もあるので、底を想定して投票率を上げる、という勢いが必要なわけです。

仮に見直すことになっても法的な拘束力はないそうですから、世論としても盛り上げて行く必要があるのではないかと。幸い、日経夕刊で取り上げられ、多くの人の目に触れることになったので、状況も少し変わったのではないかと思います。

どうも最近の日本人は、目先の利益のために長年大事にしてきたものをあっけなく壊しがちです。オリンピック誘致のために、太郎次郎像を東京タワーから撤去するというのもその一例でしょう。何もしないわけにはいかないから何かする、要するに人が余っているんですかね?

コメント

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