10月16日午前、台風26号が関東地方に最接近して、通過していきました。被害に遭われた方にはお見舞い、お悔やみ申し上げます。
しかし、夜半過ぎから朝9時頃までの暴風雨はすごかったです。最近、ちょっと経験したことのないような感じでした。
朝がた、窓から外をチェック。すさまじい暴風。ケヤキの並木がぶるんぶるんと揺れています。ケヤキの枝は柔らかいから、上の写真のように折れてバルコニーにたくさん飛び込んできています。
でもまぁ、幹が折れないようにするための工夫でしょうね。渋谷ではケヤキがタクシーのトランクめがけて折れたそうですが。
これは電車は厳しいだろうと、東急電鉄のHPをチェック。朝5時の時点で、本数を減らして運行しているとか。どれほど減らしているのか明示しないと参考にならんわい。申し込んだはずのメールも来ないし、どうなっているんだ東急。
朝7時から、NHKの「おはよう日本」で交通機関の状況をチェック。この時点で地元に暴風波浪大雨洪水警報が出ていて、学校関係はお休み。まぁこんな状況で出掛けたら、怪我するか病気になるだけですだ。
問題は私。この暴風雨の中、出掛けたくない。電車の本数は減っているというが、そもそも誰も外を歩いていない。「ジョルダン・ライブ」で生のリアルタイムの声をチェック。東急田園都市線、遅れているが止まってはいない模様。だが混雑はある模様。
と思ったら、東急全線で運行見合わせの知らせが。二子玉の鉄橋で風速30km/hを越えたとか。う〜ん、あそこは怖いよな、支えないし。とか思いながら、動いていないなら仕方ないと自宅で仕事を始める。
窓から見える線路でも、電車が止まっている。これは待つしかないよなと思い、同僚や部下から入る状況連絡にいちいち返信。その合間に仕事メールも片付ける。をいをい、どっちが仕事だ?とぼやきつつ、そのうち運行再開の知らせ。
でもまぁ、こういうときはすぐに駆けつけないのが知恵というもの。駅やホームはごった返すだろうし、電車も最初のうちはまともに動かないはず。仕事柄、どうしても向かわなければならない!という人は除いて、火急の用事や業務のない人は、しばらくは自宅で待機するのがよいです。
無理して、二次災害を呼んでもつまりません。
で、いつもより1時間半ほど遅く自宅を出ましたら、妙に余裕のある電車の運行でした。がらがらというわけではないですが、そこそこ空いていて、快適に職場に向かうことができました。目的駅付近ではもたもたして10〜15分ほど余計にかかりましたが、1〜2時間余計にかかるよりは遙かによいでしょう。疲労もいつもどおりでほとんどないです。
結局、出社して行う仕事を自宅で片付け、通勤に10〜15分余計に使うくらいで済んだわけです。職場に到着したら、ちょうどその時間まで仕事をしていたのと同じステータスに。そのまま仕事を始めればいつもどおりです。
まぁ皆が皆、自分の判断で都合よく行動できるとは思いませんし、自宅で仕事ができるとは限りませんし、そうもいかない状況ももちろんあるというのはわかっているのですが、そうでないときにはこういうときこそ余裕を心掛けると、天変地異のさなかでも被害を最小限に抑えられるということを実感しました。
こういうときこそ皆の工夫で、本当に必要な人のためにソーシャルリソースを確保しておきたいものです。
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