ある人からのお話。
宝くじなどで突然大金をゲットすると、自己破産してしまうことが多いそうだ。たくさんのお金をゲットしたのに、なぜ破産してしまうのか? それは、一生懸命働いて、お金を貯めて、欲しい物を買うと楽しいという気持ちがなくなり、金銭感覚がマヒしてしまうからだとか。
特に若い人には、こういった傾向が強いそうだが、夫に先立たれたご婦人がちょっとばかしの相続財産を得て気が大きくなり、浪費を重ねたあげくに一文無しになるというのも、同じ構造なのだろう。
逆に、一生懸命何年も働いて収入を徐々に増やし、結果的に成功した人は、退職金で大金が舞い込んでも、お金の使い方はさほど変わらないそうだ。長年一生懸命働いて、お金のありがたみもわかっているし、年齢的にも周囲の失敗を見てきているので、自制心も身に付けているからだとか。
この話を聞いて、ブログ主の場合はどうかと考えてみた。
学生の頃や若いとき、ほしいものがあったらバイトしたりしてお金を貯めて、何とかゲットしたものだ。お金は貯まらないけど、欲しいもののために働いて、結果ゲットできたときはすごくうれしかったのを思い出す。
余録。中学から高校時代はBCLが趣味だったので、SONYのICF-6800がほしくてたまらず、一冬郵便局でバイトして購入した。アマチュア無線にも凝ったので、次の年も郵便局でバイトして、BELCOM-80という50MHz帯のAM/SSB機を購入した。すごくうれしくて、大学生になるまで使いたおした。余録終わり。
こういうタイミングで宝くじや親の遺産相続か何かで大金が舞い込んだら、欲しいものを片っ端から買って、結果破産してしまうということになったのだろうか?
社会人になって30年も経ち、それなりの収入を得るようになると、欲しいものはいつでも買えるという感覚になって、結果的に何も買わないという感じになってしまった。もちろん、Macや周辺機器を買うけど、それは仕事半分、実用半分で、純粋に趣味のためとは言えないし。
それはつまり、そういう消費感覚になってしまっているので、多少欲しいものがあるくらいではぐらつかないという感じになってしまっているのだろうか? それはそれで喜ばしいことと思うが、ちょっと寂しい感じもする。
こういうタイミングで、大金が舞い込んだらどうなるのか? おそらくは、ローン返済や貯蓄や投資(投機じゃないよ)に回して手も付けず、みたいな感じになるのだろうか?
なんて、冒頭の話を受けて、幸せな想像をしてみた。あなたはどうだろうか?
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