ホワイトデー、その恐るべき仕組みとは?

かなり過ぎてしまいましたが、去る3月14日は、ホワイトデーなる日本にしかない行事だとか。私のところでも、バレンタインデーにいただいた以上、何かお返しをしなきゃムードが蔓延しております。

14日は平日でしたので、16日か17日で、という方も多かったのではないでしょうか?ご多分に漏れず、私も17日にお返しを準備しましたが、このホワイトデーというもの、実に恐るべしものなのです。

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家族のひとりから、バレンタインデーに贈り物をいただきました。なので、ホワイトデーにはその人にだけお返しをすればいいはずです。以前は、クッキーなどを返していましたが、どういうわけか最近はケーキが定番になってきました。

ところがケーキですと、お茶うけにという話になります。すると、お茶の席でひとりだけケーキをいただくというのも変ですし、気が引けるそうです。ということで、ケーキは全員分を揃えることになります。

どういうワケか、贈る側であるはずの男までがお相伴に与り、自分も食べることになるという変な構図になります。こうなってくるとホワイトデーとはまったく関係ないという話になるのですが、意外とこういう家庭は多いようなのです。

ホワイトデーに妻と娘にお返しでご馳走→自分と息子もご相伴、そんな感じです。

しかも、ご馳走となると絶対にチョコレートとかより高価です(チョコにも高価なものがあるとは聴きますが)。しがらみから逃げられない律儀な男性の心理を突いた巧みな仕組みだとは思いませんか?

そんな野暮なことを言うなよ、大事なのはハートよ、ハート。まったく以てそのとおりではありますが、そのハートに乗っかる商魂が憎たらしいったらありゃしません。

ということで、普段なら絶対に買わないような高価なケーキと、濃いめの珈琲をいただくのでした。ま、こういうのもたまにはいいですよね。

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