RetinaモデルのMacでWindowsを動かすと解像度はどうなる?

Retinaっていうけど、いったいどういうことなのよ?という記事を少し前に書かせてもらった。これでMacBook Proの解像度問題は解決したようだが、MacBook ProではParallels DesktopでWindowsも動かしている。こっちの解像度はどうなるのだろうか?

Retinaってそもそもどういうものなのか、今さら考えてみた。

Parallels Desktopの最新リリース(9)では、このRetinaを当然サポートしている。しかも仮想マシンのOSがWindows 7, 8の場合には解像度も選択できる。たとえばWindows 7だとビデオ設定にこんなオプションが出る。

Parallels_desktop_retina_01

Windows XP, Vistaではこのようにならず、もっとシンプルなオプションになる。参考までにWindows 8.1とParallels Desktop 9の組み合わせだと、本来出るべきオプションが出ないようだ。同じくParallels Desktopの[構成]でWindows 8だと騙せば最初のオプションが出るようになる。

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騙すのも気分が悪いので、問題が解決されるのを待つことにして、今日はWindows 7でいろいろ試してみることにした。

このオプションの名前の「解決策」というのがいまいち不明だが、まさか解像度を表すresolutionを翻訳して解決策になってしまっているのだろうか?解決策ならsolutionだが…。

それはさておき、[解決策]の[Retinaに最適]を選んでWindows 7を起動すると、特にいじらない限りこんな画面になる。画面の広さは、タスクバーやデスクトップのアイコンなどで判断して欲しい。

なお、Mac側は[システム環境設定]の[ディスプレイ]で[スペースを拡大]としてめいっぱい広く使っている。ここの設定が異なると、Windows側の見え方も異なる。

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[サイズ調整される]を選ぶと、アイコン類が大きくなり見やすくなる。

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[間隔を広くする]を選ぶと、アイコン類がとてつもなく小さくなり、画面がめいっぱい広くなる。[Retinaに最適]とあまり違わないように見えるが、相当各パーツは小さい。

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この3つのパターンで、Windowsからは解像度がどのように見えているのだろうか?何と、すべてのパターンで、3840×2400というとてつもなく高い解像度に見えるようである(共通のようだ)。これはRetinaディスプレイ(15インチ)の2880×1800よりはるかに高い解像度だ。

なお、[システム環境設定]の[ディスプレイ]で[最適(Retina)]を選んでおけば、2880×1800となる。

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まぁ当然、ここの解像度設定を変えれば、見た目はどんどん変わる。しかし個人的な感想では、Windows側でちまちま変えるより、仮想マシンの[構成]で変更した方がいいようだ。よほど細かく設定したいというケースを除き、この3つのパターンで事足りる。

ちなみにブログ主は、[サイズを変更]を選んでいる。Mac側が細かいので、Windows側を緩くしないと細かすぎて文字がよく見えなかったりする。いろんなところが複雑になっていくが、しっかり仕組みを理解すれば使いこなしに問題はなさそうだ。

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