もうどうでもいいようなこの記事だが、ようやく復旧の見込みが立ってきたようだ。この件については、当初の目的であるプログラムのソースコードの復活などという必要性はもはやなくなり、ほとんど実験的な意味合いとなっている。依頼してしまった以上は、すべてを見届けねばなるまい。
Dセンターの担当氏から、携帯に留守録が入る。復旧の目処が付いたので、メールを確認してくれということだ。だが、肝心のメールが届いてないぞ。念のため、一日待ったが届かない。届いているのは、「データ復旧についてのアンケート」なるものだけ。何もできていないのにアンケートもくそもあるかボケェ!という気持ちでスルーし、担当氏にメールする。
またかよ、メールトラブルとか。いったいどうなっているのか?前も、こんな感じだったし、個人的には私は担当T氏の実務能力を疑うぞ。今回はわずかな時間でこっちが確認を行った(携帯に連絡が入っていたことだしな)が、前回は1ヶ月間も放置プレイだ。私は放置プレイが嫌いだ。
とにかく、復旧の目処が付いたというメールは受け取った。すると、アクセス制限があるファイルがありアクセスできないとか…。てっきり暗号化を指定されているファイルかと思い、その旨を伝える。こういうファイルは放置してもらっていい。というか、放置してもらわないと困る。だが実際は、Documents and Settingsへのアクセス制限の模様。Administratorでアクセス可能に自由に書き換えてくれ。
何とかなったということで、復旧可能なファイルのリストがCSV形式で送られてくる。一応それに目を通したが、膨大な行数でくらくらする。見れば、すべてのファイルが原型のままとどめられているようには見えない。当然だ、物理的な障害だから、読めないものがあって当然だが、技術陣のコメントによればほぼ復旧可能とのこと。すごいぞ!名も知らぬ技術陣。ちなみに、原形をとどめていないものは、フォルダなどが暫定的なものになっている。推測するに、どこかでディレクトリ構造が破壊され、単独でいるところを救出されたのではないか?とも思う。
今から思えば、けっこうハイリスクなことをやっていたのだなぁ。データを見れば、私の素性などわかろうものだ。重要な情報は暗号化してあるが、もしかすると証明書ファイルも復活させ、単独で復号化することも可能だろう。しかし、こういうことをやっていてはこういう商売は成り立たない。一度、そういうことをやっているということが明らかになれば、今の世の中、たちまち風評が立ち商売はがた落ちだ。
データは、容量があるのでHDDに入れて返すとのことだ。このHDDだが、デフォルトでは3.5インチの80GB、120GBの外付けUSBタイプということだ。価格差もあるので迷うところだが、2.5インチはないのかと聞いてみた。40GBになるということ。ちなみに、価格は3.5,2.5,USBの順に高くなる。2.5を望んだのは、80GBならそのまま転用してやろうかという下心からだが、40GBで3.5インチの80GBより高い。結局、つぶしの利くUSBタイプにした。これなら、あとあと活用できるしな。3.5インチは、もういらん。
最後に、婚だけ伸びたのだから、ディスカウントとかいうのはないのか聞いてみた。HP上にもある規定の料金でお願いします、という杓子定規の返答。せめてメディア代だけでもちゃらというなら心証はだいぶ違うのにな。だが、もともとこちらにのっぴきならないニーズがあるのだから、しようがない。しかも、依頼時に契約というか念書まで送っている。こういう効果があるのだな。
今は、メディアを指定して、復旧を待つだけだ。代金も振り込んだ。実験にしてはかなり高いが、へそくりからだ、文句はいわせん。データが帰ってきたら、それをどうやって戻すかという楽しみもある、特にメール。一ヶ月間を復旧できるのであろうか。
コメント