東京都秋葉原にある「交通博物館」は、5月14日をもって閉館となり、85年の歴史にとりあえず幕を閉じる。その1ヶ月前とも言える今日、秋葉原に赴く。その最後の姿を、この目に焼き付けるために。
それにしてもすごい人出である。もうすぐ閉館で、新聞やTVで報道されているから人が押し寄せるのも無理はないが、ちょっと前に行ったときには閑散としていたのである。でも、これだけの人が足を向けるという場というすばらしさを、改めて認識する。
思えば30年以上前、今は40代の私が小学生時代から、通い詰めた場所が、ここなのである。乗り物好きな東京近郊の子供が必ず出向く場所、それが交通博物館だ。場所は、東京都千代田区外神田、駅で言えばJR秋葉原駅、東京メトロ神田駅、新御茶ノ水駅、末広町駅からアクセスできる。小学生当時千葉県船橋市に住んでいた私は、土曜の午前中の授業が終わったら、悪友を誘い西船橋駅から秋葉原へ向かうのであった。
交通博物館の歴史は、万世橋駅の廃駅から始まる。万世橋駅は、今では想像も付かないが、首都の交通の中心であった。東京駅ができて、上野駅ができて、鉄道の拠点が移動するにつれ役目を終えて、廃駅となった。その跡地を利用して作られたのが、交通博物館だ。
1921年の駅設立、1936年の廃駅・博物館設立、2006年の閉館。
交通博物館から鉄道博物館になって惜しいと思うのは、鉄道関係以外の展示がどうなるかということだ。
おまけ。箱の絵がとてもラブリー。お気に入りです。
コメント
三輪自動車、ボンネットバス・・・いいですよねぇ・・・。
引き取り手はありますよ、きっと。だって今時代が求めているからあの時代のものを・・・。それに捨てることをしない方向に社会の仕組み全体は向いている感じがあります・・。
移転先は「鉄道博物館」になるというので、自動車や飛行機、船舶の類はいったいどうなるのかな?と気になっているのです。どこかに居場所を見つけて、また誰かの発見に役立ってくれればいいと思っているのです。
おそらく同財団の「交通科学博物館」に行くのではないかなぁ???
「交通科学博物館」というのがあるのですか!と思ったら大阪なんですね。う~ん、ちょっと遠いかも。でも、そういうところでまた姿を見せてくれればいいなと思います。
こんにちは。
大道芸観覧レポートという写真ブログをつくっています。
マツダ三輪トラックの昔の広告もとりあげています。
よかったら、寄ってみてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/kemukemu23611