お馬鹿な私…。

昨日の晩、「さっそくバックアップを始めたのは言うまでもあるまい。」などと偉そうに書いておきながら、

結局やってないじゃんよ。

だって眠かったんだしさ、動いていたからいいじゃん!明日、ゆっくりやるよ!

で、その朝がやってきたわけだが…。

夕べは、念のため、電源をきちんと落として(シャットダウンして)眠りについたのであったな。なので、普通に電源を入れる。起動する。うん、問題ないじゃん。

で、朝一番のメールとか確認して、今度はふたを閉めて(サスペンド状態にして)、バッグにしまい、勤務先へ向かったのである。ここまでは、そう、ここまではいつもどおりだったのだ。

勤務先に到着し、バッグからおもむろにPCを出すのだが、

異様に熱い。

おかしいな、ふたを閉めたから、サスペンド状態になっているはず(動作していると、CPUやメモリなどの発熱でものすごく熱い)。だが、電源LEDが点灯している。サスペンドに失敗したのか、と思いつつ画面を見つめていても黒いままだ。そういえば、ハードディスクをアクセスしている形跡もないし、当然キーを叩こうが、画面が回復する気配はない。

しゃーない。前にもこんなことあったし、電源を落として、再起動する。すると、例のメッセージが…。ひえ~出た~許してください、もうしません、俺が悪かった!

System32\Drivers\Ntfs.sysが見つかりません。
セットアップディスクから~

そうだ、昨晩書いたメッセージは大嘘だったのである。ま、気が動転していたときの記憶は当てにならないということで許してください。要するに、同じだ~。治ってないじゃん(治してないから治ってないのは当たり前、OK?)。これが出ても、夕べは電源入れ直したらうまくいったな、で、電源再投入。同じ。何度やっても同じ。いや、何回かは何もいってこない。どっちにしろ、先に進まない。どうしよう。

しようがないので、Windows XPのセットアップディスクを調達し、とにかく修復を試みてみることにする。ディスクさえ無事なら、データは死にやしないだろう(甘い!これが命取りだと言うことに気付いていないのである)。さーてと、CDブート…。SCSIとRAIDのドライバを読み(実際はスキップ)、ASR(Automatic System Recovery)ディスクの要求(そんなもんないし)、そしてデバッグ用カーネルDLL…。止まってしまう。時間がかかってるんだよね、そうだよね、と待つが先に進まず。きっとCDがおかしいのさ、別のCDを借りてこよう。

別のCDで起動すると、やった、進んだ、というか、また新顔のメッセージだ。

File setupdd.sys could not be loaded.
The error code is 4. Setup cannot continue

なになに、setupdd.sysがロードできないから、やってられない、エラーコードは4です。だと?何よこれ~今まで見たことないし…。もしかして本当に壊れた?で、少しでも情報を集めるためにググってみる。結構、同好の士がいるようだなぁ。そんなに珍しい症状ではないらしい。集約してみると、メモリ関係のトラブルが多いらしい。ファイルが見つからないのに、メモリねぇ、と素人っぽく感想を述べてから、memtest32なるメモリテストツールでさっそく試してみるのであった。

すると、出るわ出るわ、エラーメッセージの嵐である。256MB以降で出るということは、拡張メモリがいかれているらしい(私のLet’s Noteの標準は256MB)。そういえば、このメモリは、購入当初に装着したアイ・オー・データ機器製の256MBのものを、GREEN HOUSE製(?)の512MBに換装しているのであった。やっぱ安いメモリには何かあるか~と思いつつ、じゃ、アイ・オー・データのに戻せばうまく動く可能性があるよね?と納得する。しかし、アイ・オー・データのは自宅にあるのであった。しゃーない、帰ってから試すかと、NECの腐れデスクトップPCで不便な日常ワークをこなすのであった。

この時点で、増設メモリを外したまま起動してみるという選択肢に気付いていない。ヤレヤレ。

この事実には、帰宅途中に気付くわけだが、もう遅い!帰宅後、はやる心を抑えつつ飯をかっくらい、風呂にのんびり浸かり、化膿した膝の傷を消毒し、イトーヨーカドーのチラシでも眺めつつ、ようやく作業に入るのであった。増設メモリを外す…。

うまく起動するじゃん。

メモリが少ないので、動作には時間がかかるが、間違いなく動く。何度起動し直しても動く。やっほ~い、と叫ぶ心を抑えつつ、外したアイ・オー・データのメモリを探す。ないよ…。んな馬鹿な!って思ったらGREEN HOUSEのメモリの箱に入っている。危ない、捨てるとこだったじゃないよ…。GREEN HOUSEの箱にはまだ用がある(永久保障とか書いてあるぜ、く~くっくっく)のでとっておいて、アイ・オー・データのメモリを差す。

うまく起動するじゃん。

メモリは、768MBから512MBに減ってしまったが、実用上はほとんど問題がない。GREEN HOUSEには後で文句を言うことにして、この記事を書いている。いつもいつもトラブルは、意外なところに決着するなぁ。今回もそういうことを思いつつ、とりあえず残務をこなすのであった(ヤレヤレ)。

コメント

  1. bear より:

    自分が行なったのでもないのに・・・肩に力が入って・・・ああ、疲れたぁ・・・。お疲れ様でしたぁ・・・。

  2. なおさん より:

    読み返すとすごいはしょった文章でわかりにくい!お付き合いいただき、ありがとうございました。

  3. なおさん より:

    結局、GREEN HOUSEにメモリを送ったのは7月末、返ってきたのは先週末でした。箱や保証書はそのままで、メモリだけ交換されてる…。差し替えたらきちんと動きます(当たり前?)。やっぱり、512MBよりも768MBの方がゆったりしてますね(当たり前)。

  4. 救われた私☆ より:

    はじめまして。なおさん。
    PCクラッシュ2週間後にして、検索によりこのページがヒットし、なんと!!!!!ほぼあきらめかけていたデータを確保することができました!!!!
    ありがとうございました(TT)
    もう、起動ディスクや修復ソフトをネットで3つも購入し、それでも何ともならず、落胆しきりでしたので、本当に感激感涙です。
    このページの通り、メモリはずしたら、「あらっ☆」これまで苦労に苦労を重ねてきた私にとっては本当に不思議な現象でした。ありがとうございました。是非ともお礼のコメントを残させてください。

  5. なおさん より:

    よかったですね。
    トラブルの原因というのは、本当に及びも付かないところにあったりするものです。
    それにしても、エラーメッセージの当てにならないことと言ったら…。
    開発者が、自分たちにだけわかればいいというようなメッセージが多いですよね。
    こんな記事でも、役に立ったという人がいれば嬉しいです。