栄光のポプコンⅠ・Ⅱ

ポプコンとは、あのヤマハの主催したポピュラーソングコンテスト、の略なんですが、私にはコンテストそのものより「コッキーポップ」というラジオ番組の方がなじみ深いですね。これは、深夜0時半から30分ほど放送されていた番組で、パーソナリティはあの大石五郎、オープニングはそのときのポプコンの入賞曲とかで、出だしの「コッキーポップ」という大石五郎のアナウンス、そしてオープニングの曲というのが、妙に印象深い、好番組でした。

栄光のポプコン~総集編栄光のポプコン~総集編 栄光のポプコンII栄光のポプコンII

「総集編」の方は、ヒット曲ばかりですよ。でも、デビュー曲だけで沈んでいった人も多いわけですが…。ポプコンのいいところは、アマチュアが全精力をかけて挑んでくるクォリティの高さにあるわけですが、デビューしてプロとなれば継続が重要になるわけで、そこを乗り越えられるかられないかが、境目になってるんでしょうけど。

「総集編」は、多分それだけ出そうと思って出したらしく、ヒット曲ばかりです。私が好きというか印象深いのは、「待つわ」「完全無欠のロックンローラー」「愛はかげろう」「大都会」「ひとり咲き」「夢想花」「あんたのバラード」「時代」「わかって下さい」「あなた」って、ほとんどじゃないですか。恐るべきポプコン、そして総集編。これはもはや総集編でしょう、でもポプコンをリアルで聴いてきた者には、少々物足りないですね。もっと名曲があるはずです。

で、「Ⅱ」が出たのでしょうね。こちらは、「総集編」のきらびやかさに比べれば至って地味ですが、味わい深い曲が満載です。「サルビアの花」「ご案内」「グッバイ・モーニング」「君は風」「沈丁花」「白いページの中に」「さよならの世界」、いずれも名曲で、実に味わい深いです。「君は風」は佐々木幸男のベスト盤として、このブログでも書きました。「白いページの中に」はあみんがカバーして、これもブログで書いています。

皆と聴くには「総集編」、ひとりでじっくり聴くには「Ⅱ」なんでしょうかねぇ。今からそれぞれのアルバムとか手に入れるのは不可能に近いから、こういうオムニバスを出してくれるヤマハさんには、感謝する必要があるんでしょうね。

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