W-ZERO3[es]を使い始める!―注文編

購入は、普通に電気店などでもできるのだが、最近はそんなことをしている時間もないので、「ウィルコムストア」で購入してしまうことにする。WILLCOMのサイト(http://www.willcom-inc.com/ja/index.html)から移行できる。ちなみに、以前クルマのカーナビにデータ通信カードを搭載したが、それもWILLCOMのサービスである。やれやれ手堅く足場を固めてますねと感心しながら、「ウィルコムストア」にアクセスする。実際に商品を購入するには、会員登録が必要と言うことなので、面倒とは思いながらも登録をしようとした。もしかしたら、前にデータ通信カードを購入した際には「ウィルコムストア」を使用したのでもしかしたら会員になっていたのでは?と思ったのだが、そんな記録はどこにもないし、メールを送られた形跡もない。あれは、専用データ通信カードを購入するための特別な窓口だったようだ。諦めて、会員登録を行う。氏名や住所、電話番号、メールアドレス、料金の支払い方法など、普通に電話を購入する際と同じような情報を入力する。会員になれば、すぐに買い物をはじめることができる。ちなみに、ウィルコムストアなら、15時までの申し込みなら最短即日発送だそうだ。この「最短」が気になるが、直営の強みだろうか。

お目当ては、W-ZERO3[es]ことWS007SHであるので、その商品情報を確認する。気になるのは「在庫」というポイントだ。実は、W-ZERO3は大人気で、初代機などは予約サイトはパンク、しかも発売後に品切れという状態になったので、今回はきっちりと在庫を確保しての発売をWILLCOMとSHARPが約束していた。そのおかげなのか、発売後しばらくしても在庫がきっちりあるという嬉しい状況だ。ただ、量販店では品切れというところも多かったようだが、このへんが直営店のメリットであろう。で、この手の商品を購入する場合、ハードウェアそのものの料金はその後の契約形態で大きく変わる(これはいわゆるインセンティブという奴だ)のだが、29,800円という価格は「年間契約」という縛りのあるものだった。機種変更の場合、1年に満たないとあっという間に価格が高くなる。最初から1年間は使うつもりで購入すれば、こういう仕組みはありがたいが、そうでない場合には割高になる。こういう仕組みは、考え直す時期が来ているのではないかという気もするが、イニシャルコストを抑えられるのも魅力的だし、う~む、である。ちなみに、新規契約では2,835円の手数料が後の料金請求に上乗せされる。

購入時に選ばなければならないのは、はっきり言って以下の3項目だけである。

  • 色(黒か白か)
  • 基本料金プラン(通話、メール用)
  • オプション料金プラン(データ通信用)

色は、あえて白にしてみることにした。黒の方がカッコイイように見えるが、いつもこんな感じじゃ芸がないし、たまには白物を加えてみようという発想である。白は汚れが目立ちそうだが、これは黒も同じだし、SH901iSは黒だから、こっちは白でいいだろう。区別もつきやすいし(間違えませんよ、さすがに)。

続けて料金プランだが、つくづく思うが、なぜに携帯電話などの料金プランはこのように複雑怪奇なのか?コースがたくさんあるのは選択肢が多いことで、それはそれで結構なことなのだが、いかんせん違いがわかりにくすぎる。何が基本で、これに何を加えたらこのコースになって、価格はこう変わって、というのをわかりやすく示してもらいたいものだ。で、いつもどおり文句を言い終わったところで、コースを選択する。何だかよくわからないので、「ウィルコム定額プラン」(おすすめ)という奴を選ぶことにする。月額2,900円だ。通話は、現在加入しているFOMAの料金より安くなるし、何よりWILLCOM同士なら無制限だというのも魅力だ(ただし今のところ相手はいないが)。Eメールも、送受信ともに無制限である。ただし、インターネットの接続にはパケット代がかかる。このパケット代をどうにかするには、オプション料金プランを付ける。

さて、このオプション料金プランだが、私はPCのモデムとしても[es]を使いたいので、パケット量は相当なものになることが予想される。なので、使い放題で、しかも速く安いものにしたい。これをうまく満たすのはないもので、「データ定額」というオプションでは月額6,300円になる。う~む、これは結構高いな…。ただし、4Xという速度は魅力だ。基本料金と合わせれば、9,200円にもなってしまう。今時のネットの利用料としては、いささか高めと言うことは否定できまい。「リアルインターネットプラス」は、月額2,100円である。基本料金と合わせれば月額5,000円だ。これならなんとか納得できるかも…。ただし、こちらの通信速度は2Xというもの(ちょっと前までは1Xだったらしい)で、「データ定額」の半分だ。速度を取るか、価格を取るかで、結局は価格を取ることにした。まずは、低めの料金で使い勝手を体感してみようということである。プランの変更は随時できるから、このへんの選択が妥当だろう。

ひととおり情報を入力して、注文を確定させた。注文内容確認のメールも到着したので、「即日発送」の言葉を信じつつ、到着を待つ。ところで、ウィルコムストアには「My WILLCOM」という一種のアカウントサービスがあり、注文した商品が現在どのような状態になっているか、随時確認することができる。ここで状況を折を見て確認するのだが、いつまで経っても「出荷前準備中」という、出前でいえば「注文したものが生の状態で調理場にある」という状態のままなのである。いくらなんでもおかしいでしょう、と思って注文内容確認メールをよく読むと、「確認書類」のFAXが必要とある。要は、申し込み時の氏名や住所がリアルなものかどうか、証明するためのものだ。そうだよな、携帯電話を申し込むときにも運転免許証などを提示していたわけだし、今回に限ってそういうものが不要というのもおかしい。まさかクレジットカードの情報で代用できるわけないし、書いてあることはしっかり読めという教訓である。というか、またかよという感じである。

で、諦めて運転免許証をコピーし、FAXしました。FAXを送信してからのアクションは早かったのである。「My WILLCOM」でのステータス表示が、「出荷前準備中」が「出荷作業中」に即座に切り替わる。出前でいえば、「今、調理中です」という状態だ(しつこい)。夕方見たら、「発送済み」に変わっている。出前でいえば、「まさにアンチャンがスーパーカブで配達中」という状態だ(もういい加減に…)。通常なら、明日には着くはずだ。予想通り、FAXした翌日には届くわけだが、セットアップの話は、次の日に回すことにする。

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