今日(10月10日)は、真の体育の日である。「真の」と書いたのは、祝日法が2002年より変わり、連休を作るために月曜に移動してしまうからだ。今年は、10月8日が体育の日であった。しかし、体育の日が10月8日というのは語呂が悪い。10月10日だから体育の日と覚えているのであり、毎年日にちが変わっては落ち着かない。何とも、無粋な法律を作ったものだ。
10月10日が体育の日と定められたのは、東京オリンピックの開会式の日に由来している。ここが開会式の日に定められたのは、統計的に雨が最も少ない日だからだそうだ。なるほど、祝日には理由があるものである。ちなみに、10月8日は、過去の統計では半分が雨である。今年も、8日は雨、10日はスカッというわけにはいかなかったが、乾燥して過ごしやすかった。
もともと祝日法の改正には、連休を作って余暇を増やし、レジャー消費を促すというねらいがあった。だが、以前にも書いたような気がするが、皆で同時に休みを取っても、混雑が増すだけのことを知っているから、思うように出かけたりはしないと思うのだ。また、こう三連休が続くと、仕事のやりくりがたいへんだ。休みの日数は変わらないのだから、負担は同じでは?と思うだろうが、連休として続いてしまうのと、平日の真ん中にぽっかりと一日だけ休みがあるのとはまったく違うのだ。3日も休めば、意識していない限り仕事モードから遠ざかる。仕事に復帰したあとのリカバリにも、それなりの時間がかかるわけだ。
どうだろう、ここで祝日法を改正し、ブラックマンデーじゃなかったハッピーマンデーとかいうのをやめてみては?そして、祝日の真の意味を思い起こし、意義に見合った過ごし方をするというのは?どうも、三連休にされると、どこが祝日かわからずに何となく過ごしてしまうような気がする。思いの外、反対する人は少ないと思うのだが、どうだろうか?
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