ここのところ、夕刻に外にいることが多いせいか、夕暮れ間際の雲に出会うことがよくある。夕暮れ間際の雲は、沈みゆく太陽の光を受けて、実に様々な表情を見せてくるのだ。ちょっとタイミングを外せば見られない、後で写真に撮ろうと思ったときは手遅れ、そういった風景をラッキーにも写真に収めることができた。
向こうに、雪を被った山々が?と見間違うような、不思議な雲。下部は黒く、頂は白い。この雲は、しばらくすると真っ黒になった。
夕日を受けて、紅蓮のように赤く染まる雲。手前の電線が邪魔だが…。ここのところ、やたらと黒い雲を見る。
火を噴くような、山々。左側の赤い部分の左は、富士山の頂である。右側は、アルプス連峰。瞬く間に、赤い光は消え失せ、漆黒となった。
げに恐ろしげな黒い雲の流れ、ところどころに不気味な模様を見るのは、人間がどのようなものをわざと見るようにしているからだという。
少し残った赤みが、逆にリアリティがあって怖い。富士山の脇。この山は火山ではないのであり得ないのだが、富士山の存在があり得ない想像を励起する。
コメント
夕空はとてもロマンにあふれていますよね。特に早春のほんのピンクに染まった夕空が好きです。2枚目、3枚目・・・炭火のような雲ですね。めらめらと燃え上がりたいのを、押し殺しているような・・・。夕空はいろんな表情を見せ、いろんな想いにさせられますね。
おおお・・・いい感じのそらですねぇ・・・。
描きたくなります・・・そらは、いつも遠くて
近く・・・。
野の花さん、
炭火とはよい表現ですね、何に例えていいのかと思っていましたから。まだ出歩いている時間に夕暮れを迎えるこの季節だから、いろいろな夕空に巡り会えるのかも知れません。
bearさん、
いい感じですか、うれしいですね。
ぜひぜひ書いて下さいませ。