里から帰る

この土日は、妻方の実家に息子を連れて行っていたのだが、私は仕事があるので日曜には横浜に帰ってきた。いつもそうなのだが、一人の帰路は気楽で、こういうときは普通の道をじっくり時間をかけて帰ってくる。普通とは言ったが、かなりの遠回りで、高速などを使ってオーソドックスに行けば120kmほどの道のりを、160km以上かけて走ってくる。このガソリン高騰の折、何という無駄なことをと思われるかもしれないが、年に数回の貴重な息抜きである。

群馬県藤岡市鬼石(旧鬼石町)の商店街にて。古さが目立つ焦点の脇に、揃えたかのように灯籠が一本ずつ…。

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神水湖というダム湖(群馬県藤岡市鬼石)。神流川にあり、同じダム湖である神流湖(下久保ダム)の下流にある。神の水の湖とはよく言ったものだ。最初のは看板?、2枚目は神水ダム、3枚目は神流湖方面を臨んだところである。

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見るからに由緒のありそうなお寺を見つけ、つい停まってしまう。鬼石ばかりだが、満福寺という時宗のお寺だ。立派な山門、お堂もそれなりに立派である。山門には、左右に狛犬の彫り物がある。山門の入り口中央の上をよく見ると、けっこう怖い彫り物もあったりする。

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途中で、「道のオアシス神泉」(埼玉県児玉郡神川町)に寄る。ここで川原に降りて、水辺の花や昆虫を捕るのが楽しみなのだが、今年はそれは無残にも打ち砕かれたようだ。川原は整地され、コンクリートでも敷き詰めるのか工事関係者以外立ち入り禁止になっていた。何でもかんでもきれいに整備すればいいってもんじゃない。おかげで、いつもは見られるはずのハグロトンボなどの姿はまったくなかった。

以前の様子: なおさん亭::別館: 道のオアシス神泉

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神川町から秩父方面に向かい、国道299号を秩父市中央部(国道299号と国道140号が交差するあたり)を抜けると、埼玉県秩父郡横瀬町に入る。このまま299号を進むと飯能市街に入るのだが、この日は正丸峠の手前で名栗方面に向かってみた。ずっと進むと東京都青梅市に入るこの道は、傾斜、カーブともにかなりきつくファミリーにはまったくお勧めできない。だがワインディング好きなら、楽しめる道ではある。見てのとおり、けっこう山深い。

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てな調子でこのまま青梅市に入り、ここからはほとんど市街になるので圏央道青梅から八王子西ジャンクションまで下りて、中央高速を調布まで進み、そこから一般道で川崎、横浜と進むルートで帰宅した。総距離200km(途中であっち行ったりこっち行ったりが効いた?)、総時間5時間であった。通常年より、車は少ないのではないかと感じた。

コメント

  1. 野の花 より:

    神水湖、神流湖、神川町、道のオアシス神泉・・・地名に「神」が付く地が多いのですね。きっと何かいわれのある伝説があるのでしょう。そういう糸をたどって行くのもおもしろそうですね。なおさんも古いもの好きそうですね。私もです(笑)。満福寺のようなお寺、そそられます。

  2. なおさん より:

    野の花さん、
    古いものには、古くなっただけの年月がありますから、そこに惹かれるのでしょう。
    言われて気付きましたが、確かに「神」の字が多いですね。隣は「鬼」ですし。今度調べてみるのも面白そうです。
    ちなみに神川町は、隣の神泉村と合併しています。