昼食後の散歩、何気に脇の石垣を見たら、虫のようなものが留まっている。最初は、カメムシかしら?と思ったのだが、よく見ると蛾のようである。しかも、背中に顔がある。思わず、手持ちのカメラでシャッターを押す。
この蛾、「スジベニコケガ」というものらしい。まだ脱皮途中で羽の模様もはっきりしないが、おそらくこの種類と思う。それにしてもこの顔、「埴輪」のような感じで愛嬌がある(「はにゃ~」という声が聞こえてきそうだ)。羽化が完全に終わり、もっと色が濃くなると、この顔の額から頬にかけて逆Y字のような模様が出てきて、もっと愉快になるようだ(今度はニューギニアか何かのお面のようになる)。
本当に昆虫というのは、誰の意図だか知らないが、よくできた造形をしていると思う。
コメント
これは面白い昆虫ですね。
昆虫というとそうでもないのですが、「虫」と聞くと、ちょっと肩をすぼめたくなります。
苦手ですね。
不気味な格好をしたものが多いから。
でも、こんな虫なら、笑っちゃうかも。
どんな理由で、こんな姿形をしているのでしょうね。
ぴろろさん、
やっぱり女性は虫が苦手ですよね。
とわかっていながら記事を書くのですが、そんな中でも反応をいただき、ありがたいです。
昆虫の造形は、「なぜにこんな?」というものが多いので、私はとても心惹かれます。
進化の系統からいえば、昆虫は、霊長類とほぼ同格のレベルにあるとか。
最も成功した種族ということらしいですが、この多様性は、やっぱり素晴らしいと思い、大事にしなければならないかと思うのです。