ボランティア清掃活動

晴天の土曜日、地元の小学校と中学校が主催するボランティア清掃活動に赴いた。主旨は、地元の公園や道路を皆できれいにしつつ、地元への関心を持ってもらおうということと、地域の連帯を図ろうというものだ(と勝手に理解している)。

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朝10時に近くの公園に集合。参加メンバーは、小学校と中学校の先生、生徒、そしてその保護者である。例年思うが、おやじの参加がほとんどなく、出てきているのはお母さんばかりである。土曜の朝からそんなもの出たくも ね~よという気持ちはわかる。

まずは、公園をきれいにする。この公園は、普段から地元のボランティアの方が掃除をしてくれているので、パッと目に汚れているとか、ゴミばかりとか、そういうことはない。それでも、タバコの吸い殻、お菓子の包み紙、缶飲料の缶、破損したガラスビンなど、そんなものが見つかる。

公園を片付けたら、学校に向かって二手に分かれて、道路を掃除する。この間、新しい校長先生といろいろ話をする。小学校では、校長先生が参加している。中学校では、参加していない。まぁ、地元との密着度が要求されるのは小学校の校長先生の方だ。本来なら休みの日に、大変なことである。

道路は、意外なほどきれいである。それぞれの家、アパート、マンションで目の前を掃除しているのだから、当たり前といえば当たり前である。もっとも汚れていたのは、実はお寺の周辺で、ゴミの巣窟であった。非課税なんだからということは言わないが、もう少し自分たちの周辺に気を配れよ、と言いたい。

学校に着けば、ゴミを収集し、総括だ。新任の校長先生も、地元に溶け込もうと、頑張っているなぁ、と思う。子供には、お駄賃のお茶。そしてアンケート。今年は、保護者にもお茶が出た。それにもアンケート。だが、子供のアンケートには保護者欄があるのでそれでいいのでは?と聞いたら「そうですね~」という返事。

まぁ、多少儀式めいたものもあるが、こういうことを毎年やるのはよろしい。次回は、ルートを少し変えて、広範囲で成果を出す、といった感じを望みたいものだ。

コメント

  1. 野の花 より:

    昨年もこんなボランティア清掃について読ませていただいたような気がしますが、あれは地域ではなく、学校内のものだったかもしれませんね。地域を生徒と保護者、先生が清掃ボランティアなんて、すごいですね。そんなことをしている所を他に知りません。そして、なおさんの前向きな姿勢に感服しました。すばらしい親ですね。

  2. ぴろろ より:

    アメリカに比べて、日本人のボランティア意識の低さは驚くばかりです。そういう私もボランティア活動はほとんどしたことがありません。今まで興味を持てなかったのは、自分のことだけで精一杯だったからかなぁと思っています。
    今日、近所の公園で「ボランティア募集」の文字を見かけました。主人と一緒でしたので、よく内容は読まなかったのですが、なおさんの記事を読み、興味を抱きました。明日、よく読んで来ようと思います。地域の清掃活動、やってみたいです。最近、誰かと一緒に何かをすることに飢えているぴろろです。

  3. なおさん より:

    野の花さん、
    この関係の記事は、毎年書いています。地域=学校なので、同じ行事のことを書いています。
    素晴らしい親だなんて書いてもらって恐縮ですが、そんなたいそうなものではありません。
    誰がどれほど主旨を理解しているか、本当に実効を求めているかというというと、ちょっと疑問ですね。
    デモまぁ、これで学校関係と町内会関係が結びつけば結構な成果になるかな、とは思っています。
    まずは何かやってみること、ですね。

  4. なおさん より:

    ぴろろさん、
    ご心情、よく理解できます。
    日本でボランティアが根付かないのは、まず結果を求める、ということあたりから来ているのかな、と個人的には思います。
    私自身は偉そうに語れるようなことは何もしていないのでアレなのですが、ボランティアというのは誰かの役に立っているようなことで、実は自分自身のためにやっているのだ、ということに気付かないと、根付くのは難しいかと。
    引退後に、社会的な接点を求めて活動される方の話を聞くと、やっぱり自分自身のためにやっていることが結局は周囲や社会に役立っているということですね。
    どうか、ご自分の満足をまず優先して、それで周囲によいことがあるという視点で、参加されることを希望します。それが長く続けるコツかも知れません。