ストロング・タイズとウイーク・タイズ

ちょっと聞きかじりですけど、自分なりの解釈も交えて、書いてみましょう。

タイズとは?
英語で書くと、ties。
そうです、ネクタイのtieですね。
ですけど意味は、“関係”とか。
ストロングは、strong。説明不要でしょう。
強い、濃いという意味。
ウイークは、weak。weekじゃありません。
ウイークポイントのウイークです。
緩い、薄い、という意味。
ちょっと偉そうでしたか?
TOEICにも合格してないくせに、って関係ないですね。

ストロング・タイズ=強い、濃密な関係。
ウイーク・タイズ=緩い、希薄な関係。

ストロング・タイズというのは、日常が狭い人間関係の中で完結していて、しかもその関係が濃密な状態というそうです。
毎日、毎時間のように携帯で連絡を取り合い、お互いの存在を確認して安心する、他人のことはあまり気にならない、というのはこういう状態だそうです。

ウイーク・タイズというのは、その反対で、幅広い人間関係の中に自分を置き、特定の誰かと特に濃い関係を作ることはしない状態だそうです。
社交範囲は広いけど、群れたりしない、あまりべたべたしない、でも一定の関係はうまくキープしている、というのはこの状態だそうです。

どっちがいいなんてのは、ないでしょう。
しかし、現時点ではストロング・タイズの分が悪い。
何か、思い当たる節はないですか?
最近起きている異様な事件は、すべてとはいわないけど、このストロング・タイズの状態に身を置く人たちに起きているような気がします。

私は、ストロング・タイズの最大の問題は、物事を客観視できないことだと思います。
狭い範囲で同調しやすい思考パターンの延長、拡大で、客観的に見ればずれていることでも、正当化されて、実行されてします。

自分たちだけの論理に陥りやすい、と言えるでしょう。
もちろん、ウイーク・タイズにもそれなりの問題はあります。
ですが、ストロング・タイズの状態に、適度にウイーク・タイズの状態を混ぜていけば、非常によくバランスのとれた状態になると思うのです。
ときに濃い、人間関係。

もっとすごい話を聞きました。
ノー・タイズです。
まったく、人間関係がない。
濃いのどころか、薄いのもない。
そういうのが増えているというのです。
これは、最近増加しているNEETと呼ばれている人たちと無関係ではないようです。

では、このへんで…。

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