iPod Classic用に動画を作成する

正月らしく過ごすのも1日もあれば十分で、すぐに飽きるものです。今年の正月は出掛ける用事もないですし、ならば有り余る時間を活かして、ふだんはなかなかできないPC周りの作業をしようと思い立ちました。そういえば、年末に購入したiPod Classicは動画も再生できるので、手持ちの動画をiPodにもコピーしてやろうかと思ったわけです。

Apple iPod classic 160GB ブラック MC297J/A 最新モデル 第6世代iPod Classic(160GB)

iPod Classicは、640×480ピクセルのMPEG-4動画まで対応していますが、液晶パネルはQVGA(320×240ピクセル)なので、大きな動画を収録するのは容量とバッテリーのムダです。なので、iPod Classic用に最適化した動画を作った方がよいわけです。

そこで登場するのが、動画コンバータです。フローソフトでいくつかありますので、試してみました。今回は、英語版のソフトウェアである「Videora iPod Converter」です。

Videora iPod classic Converter – Free iPod classic Video Converter

このサイトのトップに行くと、PSPやWii、各社PDAなどへのコンバータも入手できることがわかりますので、いろいろ試してみるとよいでしょう。さて、上記ページからソフトウェアをダウンロードしてインストールすると、すぐに使えるようになります。インストール時に、有償のオプション(30日間試用可能)をインストールするか聞かれますが、単にiPod Classic用に動画を作成するだけなら不要ですので、特にインストールは不要でしょう。

起動すると、最初に使用する機種を確認されます。私の場合は「iPod Classic 6th Gen」を選びます。すると、プロファイルが自動的に作成されます。もちろん、機種の変更などはあとからでもできます。

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機種選択が終わると、こんな画面になります。使い勝手はちょっとクセがあるようです。この画面にも表示されているとおり、画面上の「Convert」をクリックします。

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ここで、4つあるタブのうち、「Video File」をクリックします。

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アレ?何だろうと思いますが、モード選択(Select Mode)の画面です。「Power Mode」は、細かなチューニングを行えるのですが、とりあえずは「Normal Mode」で十分です。クリックして先に進みます。

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このとおり、画面の上半分はガイドになっていますので、それを見ながら作業を進めることができるようになっています。まずは画面下の「Select File」をクリックして変換対象の動画を選択し、続けて表示される変換後のファイルの格納場所を確認して、「Next」をクリックします。

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動画のタイトルを設定します。ちなみに、ここで設定する内容が、変換後の動画のファイル名となり、同時に動画のタイトルとしても動画ファイルに設定されます。ここでは、日本語を使ったタイトルにしていますが、実はこれはうまくいきません(それについてはあとで)。入力後、「Next」をクリックします。

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変換についての設定を大ざっぱに行うことができますが、ここはこのまま先に進んでしまうことにします(それでもまったく支障ありません)。「Next」をクリックします。

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なかなか丁寧なユーザインタフェースなのですが、ちょっとくどいような感じもします。ここは最後の確認で、画面下の「Start Converting」をクリックすれば、変換が開始されます。

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やっぱりちょっとくどいですね。「View Conversion Progress」をクリックすれば、変換状態を確認することができます。「Convert Video File」ならば、別のファイルをさらに変換キューに入れることができます。

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変換状況です。「Show  Conversion Details」をクリックして、詳細な変換状況を表示させているところです。「CPU Usage」を変更すれば、変換プロセスにどれだけCPU時間を避けるか調節できます。他の作業と並行するなら「Low」で、変換させている間はほったらかしなら、「High」でいいかもしれません。ちなみに、「Normal」でも、他の作業との並行はけっこうきついです(1.4GHz Core2 Duo)。また「High」ですと、制御が帰ってこない時間が長くなりますから、貧弱なCPUでは避けた方がいいかもしれません。

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さて、変換には(CPU性能にもよりますが)かなりの時間がかかりますので、お風呂にでも入って待ちましょう。できれば、就寝前、お出かけ前などに始めるのがよいようです。このときには、右にある「Shutdown When Complete」にチェックを入れておくと、勝手にシャットダウンしてくれるようです。

ところが、先ほどタイトルを日本語にしましたが、これがiPodに取り込まれると、こんな感じになります。要するに、文字化けしてしまっています(左から1個目)。

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Videora iPod Converterは、日本語をうまく扱えないようです。こういうときどうしたらいいかといえば、

  1. 取り込んだiTunes側でタイトルを変更する(ただしファイル名も変になっています)
  2. iTunesに自動的に取り込まれないようにして、変換後すぐにタイトルを変更し、手動でiTunesに取り込む
  3. 日本語のタイトルを使わない

1番目の方法では、タイトルを変更して上げると、ファイル名も変更してくれます。これがお勧めかも知れません。2番目の方法では、変更後に手動で取り込む必要があり、ちょっと面倒です。3番目の方法は、かなり後ろ向きです(笑)。

ということで、まずは1番目の方法でしのぐことにしました。日本語の使える、他のアプリケーションも試してみるかも知れませんが、そのときにはまた紹介してみましょう。

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