オヤジのiPhone、久しぶりに行ってみましょう。外に出るときにはiPhone、寝る前にもiPhone、ということですっかり手放せないデバイスとなりました。ところで、iPhoneにはiPodアプリケーションが入っていて、当然のごとくiPodのようにも使えます。気になるのはその性能ですが、果たしてどんな感じなのでしょうか?
実は私、2台のiPodを所有しています。6代目のiPod Classicと、2代目のiPod Shuffleです。このうち、Shuffleはスポーツ携行専用なので、あえて放っておきましょう(音質は、二の次です)。比べたいのはiPod Classicの方です。果たして、能力的にどのような差があるのでしょうか?
もちろん、容量的な差は大きいです。iPod Classicは160GB、iPhoneは32GBです(ちなみにShuffleは1GB)。PCにあるライブラリをiPhoneにすべて送ることはできず、特定のプレイリストを指定してのみ、ということになります。iPod Classicには音楽、ビデオ、すべて転送しています。こういった違いはありますが、それは位置付けの違いですから、問題にしてもしようがないでしょう。
ところで、iPhoneを使い始めたとき、内蔵スピーカから出る音が非常にクリアだな、と感じました(底面にある2つの口のうち、片方はマイクなのですが、最初はステレオスピーカ?と思ったくらいです)。着信音などもそうなのですが、音楽を鳴らしてみても結構クリアです。となると?iPhoneのオーディオ周りはけっこうよいのではないか、という期待です。
ということで、さっそく聴き比べてみました。条件をできるだけ同じに(イコライザは切るなど)して、ヘッドフォンは同じものを用います(SONYのMDR-XD300)。これでお気に入りの同じ曲を聴き、違いを見極める、いや聴極めることにします。
聴いたのは、木住野佳子さんの「ベスト・セレクション」の1曲「ONLY TRUST YOUR HEAT」です。リズミカルなピアノトリオのナンバーです。シンバルのクリアな高音域、ベースの重厚な低音域に加え、ダイナミックなピアノの演奏を歪みなく、キレイに聴かせてくれるでしょうか?
結果は互角と言いますか、私の耳ではもはや違いはよくわかりません。双方とも、よい音で聴かせてくれます。というか、音楽再生専用のiPodに対して、いちおうスマートフォンであるiPhoneのオーディオ性能がここまでとは思いませんでした。かなりの大音量でも、いい音で聴かせてくれます。
しかしこれでは面白くありませんので、イコライザを設定、高音域と低音域を強調する「Jazz」に変更してみます。しかしこれも互角。たいていは低音域で割れてしまったりするのですが、そういうこともなくJazzっぽい雰囲気で聴かせてくれました。
最後に、無音時のノイズの有無も気になるところです。このへんは両者ともに優秀で、ほとんど気にならないレベルです(Shuffleはこのあたりがひどかった)。
ということで、もしかして違いが!?みたいな期待ではじめたのですが、結果はこの通りで、オーディオプレイヤーとしてもiPhoneは非常に優秀だと言うことが判明しました。う~ん、あの薄いボディで何もそこまでという気もしますが、これで何もかもこなしたい!という私のようなユーザにはピッタリです。
ますます手放せないですね。笑
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