【IT】「詠太」でメール読み上げ

ジャストシステムの「一太郎2011 創」にバージョンアップしたというお話は、先日書きました。実は、これには「詠太」という読み上げソフトが付いていて、メールなどの文章を自動的に読み上げてくれます。どんなときに便利かということなのですが、画面を見ていなくても、たとえば何か立って用事を済ませながら、それでもメールのチェックをしたいときなどに役立つでしょう。

果たしてこの「詠太」、どれほど使えるものなのでしょうか?

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「詠太」は、メールソフト「Shuriken」から使う場合には、読み上げたいメールを選択してから、「ツール」-「読み上げ」を選びます。すると、冒頭のウィンドウがポップアップして、自動的に再生が始まります。

実は冒頭のウィンドウは、設定部を出している状態です。黒い部分右下のギヤアイコンをクリックすると、このようになります(もう一度クリックすると引っ込みます)。注目は一番上のドロップダウンで、ここで話者(しゃべる人)を3人から選べます。「MISAKI」「SAYAKA」は女性、「SHOW」は男性です。

個人的な好みもあるでしょうが私は「SAYAKA」でしょうか。デフォルトの「MISAKI」はやや事務的な感じがしますし、「SHOW」は論外です。笑

あと、チェックボックスがいくつか続きますが、メールの読み上げらしく、引用読み上げの有無、URL読み上げの有無、複数のメールを続けて読むか、既読メールは飛ばすか、など選べます。ちなみにURLの読み上げを行わない場合、URLは「URL」と読み上げられるので、「URL: http://………」などとあった場合、「URL URL」みたいにけっこうまぬけになります。

再生速度も変えられるので、ゆっくり聞いたり、早く聞いたりもできますが、音声も高くなったり低くなったりしますので、それなりに遊べます。

この「詠太」スタンドアロンでも使えます。スタートメニューから起動しましょう。こんな感じで、テキストエリアにテキストを貼り付ければ、再生できます。

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再生状態を動画にしてみましたので、ご覧ください。「詠太」を「えいふとし」と読むのは、ヲイヲイという感じでしたが…。

たまに誤読しますが、けっこう正確に読み上げてくれます。イントネーションや息継ぎなども、けっこう自然な感じです。辞書に登録すれば、もっと正確になるでしょう。PCによる音声合成といえば、PC-6001(パピコン)の付属ゲーム「コロニーオデッセイ」が初体験ですが、あれに比べれば雲泥の差と言えましょう。

今回、「詠太」を紹介しましたが、ほかにもいろいろありそうですので、日を改めて紹介したいと思います。

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