【つぶやき】20代男性はヘタレ?

朝のテレビの情報番組で、こんなことをやっていました。「思わず引く女性の一言とは?」(だったっけかな?)。それらは、女性以前に、男性が発してもダメだろみたいな感じのものばかりだったのですが、ここでの1位は「何でもいい。」「どうでもいい。」といったようなものだったかと思います。そこで、当の女性陣にその真意を確認してみたのですが…。

私も経験上だいたい想像はつきましたが(笑)、要は言葉の裏返しで、「男性に決めて欲しい。」「引っ張ってって欲しい。」ということを暗に主張するための言葉だったようです。まぁそんなとこでしょうが、それを聞いた男性陣の回答が面白いです。

「頼られてる。むしろうれしい。」という声のある一方、「プレッシャーになる。」といった声も多かったような気がします。後者が20代に多いとかで、どこからか「ヘタレ!」みたいな声も聞こえてきたのですが、個人的には20代でこう言う声が出るのは、ある意味自然なのではないかと思っています。昔、この「ヘタレ」的な発言をした私には、あえて彼らを弁護する義務があるのではないかと思いました。

10代は、自分の無限の可能性を信じている頃。特に女子高生などは無敵状態のボンバーマンのようで、自分の将来にも不安なんてありません。頑張れば何とかなる、きっとできるようになる、そんなことを信じている世代です。頼られれば、頑張るよ、一緒に頑張ろう、と言える世代です。

30代は、自分の可能性というより、自分の限界が見えだしてくる頃。社会経験も10年ほどに達し、自分のできることとできないことがはっきりとしてくる世代です。その上で頼られれば、自分は認められているんだとうれしくなり、張り切ろうと思う世代です(逆に、頼られない自分に自信をなくすという世代でもあります)。

20代は、その中間です。自分の可能性も無限には信じられず、かといって自分の可能性を見切っていることもない、微妙な世代です。そういう自分に頼られても、うれしさ半分、不安半分、といったことになるのではないでしょうか?また、まだまだ自分を成長させなければならないのに、自分に寄っかかられるようなことをいわれても、却って冷めてしまうということにもなってしまうのでしょう。

個人的には、この微妙な20年代を、あえてプレッシャーがかかる方を選んで欲しいなという感じはします。そのとき楽な方を選ぶと、30代以降の「頼られない人」になる危険があります。逆に苦しい方を選ぶ、30代以降に実りある成果を得られるかも知れません。

例によって話が堅苦しい方に行きましたが、朝ご飯を食べながら、ぼんやりと考えたのでした。

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