【日記】やっぱりヒルに吸われる

今回の記事は、視覚的にショッキングですので、そういうのが苦手な方はこの先に進むのをご遠慮下さい。見る方は、自己責任でお願いします。朝っぱらからこんなもの見せるな!というかたはそのまま既読にして下さいませ(見たあとでは遅いか)。

とお断りを入れた後で、本題です。先日のお休みは梅雨も明けて絶好のお出かけ日和で、丹沢の方に行って参りました。まだヤマビルの行動が本格化するのはまだまだかな、と油断していましたら意外なやられ方をしてしまいました。

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ヤマビルがいるのはわかっているので、慎重に行動しましたよ。自宅から、塩の入ったボトルを持参(去年だか、子どもが愛川に行った際に持たせたもの)し、常に足元に注意して歩きました。

ヤマビルがよく出ると見ている、谷戸と山を結ぶ階段でも出てこなかったので、この分なら大丈夫かと油断したのでしょう。地面も乾いていましたし。後半はすたすたとあまり足元を気にしないでいたので、それがまずかったのでしょう。

発覚は、遅かったです。帰宅のためにその場所を離れて1時間以上、晩酌用にビールを買おうと立ち寄ったスーパーでお会計を済ませて、ふとお腹のあたりを見るとその日に着ていた白いシャツに赤い点々があるじゃないですか。すわ、鼻血?それにしては位置が変だな、と訝しく思っていましたら、まさかの可能性にぶち当たりました。

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それでも、あまりに色鮮やかでしたので、最初は血だとは思わなかったのですよ。写真では、すでに乾いて黒ずんでいますが…。

お腹のあたりなら、シャツをめくって出血の場所を特定するしかありません。すると、おへそより下のあたりに、赤いものがにじんでいる箇所がありますから、ここを喰われたようです。

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写真では、見苦しい部分をカットし、フィルタをかけてボカしています。これは発覚してから30分ほど経っている状況です。要は、血が止まらないんですね。ヒルに吸い付かれると、奴らはヒルジンという血を固まらせない効果を持つ物質を注入しますから。蚊とは逆です。

指でかまれた場所を摘んでヒルジンを絞り出し、あとはきれいに洗って絆創膏を貼っておくしかありません。

それにしても、お腹が喰われるとは、どのようにここに辿り着いたのでしょう。想像するに、シューズに乗っかり、そこからジーンズを伝って上に進み、ジーンズが途切れた箇所=お腹で吸血行為に臨んだと思われます。

本当は、このヤマビルを塩や火でやっつける必要があるのですが、残念ながらどこにも見当たりませんでした。そういえば、これまでもヤマビルにかまれたことがあるのですが、気付いたときには当の本人はそこにはいないので、吸血したら気が済んで離れるのでしょう。

今回のヤマビルが、どこで離れたのかはわかりませんが、願わくば生存が難しいようなところであって欲しいものです。

ところで今回で向いた場所は、神奈川県立自然環境保全センターというところですが、そこの野外観察園は小さいお子さんを連れて入るには危険な場所になってしまいました。この夏も塩のボトルを持ち歩き、少しでも駆除に協力したいと思っております。

コメント

  1. kana より:

    お久しぶりです。
    この記事、いいですねぇ。
    ヒルの実体(写真)なしで、
    吸血された皮膚と血のついたシャツ画像だなんて。
    ・・・なんか怖いw
    泉鏡花の『高野聖』を思い出しました。
    災難でしたね。お大事に。

  2. なおさん より:

    kanaさん、コメントありがとうございます。
    この記事をいいと言ってくれる人がいるとはよもや思いませんでしたが、何か感じられるものがあったとすればそれはうれしいことです。
    実体は目にしていないのに、状況証拠だけで感じる恐怖というものでしょうか。
    「高野聖」、ヒルが出てきますね。
    ネットでふつうに読めますので、改めて読んでみましょうかね。