待ってました!というところでしょうか。白泉社の文庫に消化不良を感じていた人は、ぜひ購入するべきでしょう。「黒のもんもん組 完全版」です。
黒のもんもん組 1 完全版 (光文社ガールズコミック) | |
猫十字社
光文社 2011-10-27 |
この記事は、作品をあるていど知っている人向けに書いていますぞ。
ご存じ、とらじゃ(♀)、かりた(♂)、めりた(♂)の3人組(しかも大学生!)が繰り広げるギャグ・ワールドです。白泉社のLaLa(ララ)に連載されてたと記憶しています。
一言で言えば不条理ギャグなのですが、あの「マカロニほうれん荘」の少女コミック版、という感じもしますね。とにかく流れが掴めないというか、唐突にあっちの方に行ってしまうというか。
もちろん、パンチでは「マカロニ」の方が上なのですが、あちらにはない妙な不条理感が覆う作品ではあります。
ストーリーがきちんとつながっているのはよいですね。白泉社文庫では、どのようなコンセプトでピックアップされたのかわかりませんが、本来は続いているはずのお話でも切れてしまっていたりして、読後に妙な消化不良感があったものです。
あの肝心な、キリストとゴータマさんと鬼のプロレスもありませんでしたし。
ところで、「めりたのぺえじ」の趣味欄が空白なのは誤植?「ごきぶりの全身美容術」が抜けていますぞ。しっかり校正しなされ光文社殿。せっかくのよい企画がもったいない。
ちなみに、第1巻、第2巻は同時発売でした。第3巻、第4巻は11月下旬の発売です。4巻までで終わるのかな。
コメント
おお、黒もん完全版なるものが発売されていようとは・・・w
黒もんが「マカロニほうれん荘」の少女コミック版、という
位置づけとは、目からウロコでした。
とはいえ、マカロニは当時少女だった私には、
理解不能だったような・・・。
ゴーダマさんとキリスト。
私は「聖おにいさん」も好きですね。
kanaさん、過疎ブログへようこそ。笑
最近、この手の企画が多いですぞ。各出版社も、ネタに困っている!?
「マカロニ」はあくまでも私の感想ですが、あのノリは作者一人を燃え尽きさせるには十分なパワーを持っておりました。
「聖おにいさん」は読んだことがないのですが興味があります。やっぱりこの組み合わせって…。