本来ならば「海の日」の今日、7月も下旬なのに、この冷え込みは何でしょう。日が出れば猛暑、日が出なければ10度も下げるって、尋常じゃないですね。ここは砂原かっつーの。
久しぶりのITネタです。今回は、Microsoft Wordでスペルチェック辞書を自分で整備してみた、という話です。私はIT情報をあまりあさらないので(ヲイ)、有名な話でしたら勘弁して下さい。
私はWord 2007を常用しているので、これ以外のバージョンですと少し違うかも知れません。
スペルチェックは便利な機能で、原稿の整理時などによく利用しています。つまらんスペルミスや用法の間違い、用語の揺らぎなどは簡単にチェックできるので、手間を惜しまずにf7キーを押せ!と部署でも指導しているくらいです。
しかし、2つの点で困っています。
- 環境が変わると辞書も変わってしまい、せっかく辞書を強化しても活用できない。たとえば自宅で作業を続けるなど。
- プログラミングの本の原稿などは、JavaやPHPなどの予約語やメソッドなどの名称がかたっぱしから引っ掛かって鬱陶しい。
1番目の問題を解決するために、スペルチェック辞書の実体を移動できないか?を調べましたら、簡単にこれが可能でした。Wordのメニューから「Wordのオプション」を選んで、「文書校正」タブを選んで「Microsoft Officeプログラムのスペルチェック」項目の「ユーザー辞書」ボタンを押します。
「ユーザー辞書」ウインドウで、CUSTOM.DICというファイルが確認できますが、これが標準のスペルチェック辞書です(ただしユーザ追加分のみ)。「ファイルのパス」項目にこのファイルのパスが出ていますから、ここにあるCUSTOM.DICを適当なテキストエディタで開いてみましょう。
見ればわかるのですが、単純なテキストファイルです。辞書順に、問題のない単語が並んでいます。ですから、このファイルを別のPCにコピーしてやれば1番目の問題は解決です。
また、2つのファイルを混ぜてやれば、さらに辞書を強化できそうです。ただしこれには重複する単語を削除したり、辞書順に並び替える作業が必要なので、これができる人にしかお勧めしません。
2番目の問題を解決するのには、専用の辞書を作ったらどうかと思いました。例えば、Javaの予約語、クラス名、メソッド名などを入れたテキストファイルを作成し、上記の画面で追加します。
注意したいのは、このテキストファイルはUTF-16でエンコードする必要があるということです。
追加すると、こんな感じになります。Javaを無視したいときには、左のチェックボックスをオフにすればよろしい。
同じ要領で、PHPやC#なんかもできそうです。問題は、このファイルをどう作るかですね。ハハハ(すでにどっかにあるかもしれませんね)。
ちなみに、Word上で校正中に辞書登録を行えますが、これは「既定」と表示されている辞書ファイルに対して実行されます。クラス名をその場で辞書登録する場合には注意して下さい。
Wordの話として書きましたが、Office全般で有効です。
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