連休中日だというのに、天気がイマイチで自宅ワーク三昧です(何のこっちゃ)。
今日は、iPhone 5に付属してきたApple純正ヘッドフォンEarPodsを試してみました。これまでのインナーイヤータイプ、よくあるカナルタイプのものとは違った独特の形状をしています。使用感はどんなもんなんでしょうか?
トラベルケースに収納された状態でパッケージされています。何だかエビかカニの目玉のようにも見えます…。
注目はヘッド部の形状なんですが、ずんぐりと丸い、Podというべき形状です。これは、耳の穴のくぼみにすっぽりはまる形状を、240のプロトタイプ、600人以上の実際の耳でテストして決めた形状とのこと。何だか不安定な形状だなぁ、という気がしていましたが、いざはめてみると意外とすっぽり収まり、装着感も強くなくなかなか快適です。
Lと書かれた左耳装着用のヘッドで、下側の部分から音が出てきます。中央に見える大きめの穴、そして右耳装着用のヘッドに2個あるスリット、計3箇所が空気の出口です。この出口が、音質のポイントとのこと。アコースティックベントと呼ばれるそうです。
音質のポイントは、低音がよく出るところです。これに効いているのがアコースティックベント。理屈はよくわからないですが、ここから空気が流れ出ることで、音響室内によく音が響くようになる、とのことです。実際、低音がよく出ます。ただ、高音部のシャープ感は今ひとつかな、という印象です。
このヘッドフォンのよいところは、低音を得るためにヘッド部を耳に押し込んだりする必要がない、ということです。逆をいえば、押し込んでも音質はほとんど変化しません。耳にはめるだけで、ベストな装着状態ということになります。
リモコンでは、音量の上下、再生のコントロールなどができます。マイクも内蔵されていますので、ヘッドフォンを装着した状態で会話もできます。+やーで上下、クリックで再生・停止、ダブルクリックでスキップ、トリプルクリックで戻すなど、一度操作を覚えてしまえばすべて手元で操作できて快適です。
耳にはめるだけなので安定感はイマイチなのでは?と思いましたが、ランニング中に装着することも想定しているとのことで、実際はちょっと動いたくらいではズレもしません。コードを引っ張っても簡単にはずれません。このあたりは、ヘッド部の光沢のある素材によって、皮膚との密着度が高いのもあると思います。汗水にも強いそうなので、スポーツ時の利用を想定していることがありありと伝わって来ます。
気になるのは音漏れですが、実際漏れます。笑 アコースティックベントからダダ漏れです。ですから通勤電車などで使うのは避けた方がよいかも。隣に座ったインド人に注意されるかも知れません。カナルタイプのものと使い分けるのがよいでしょう。ただインナーイヤータイプに比べると同等か、あるいは少ないかな、と感じます。
価格は2,800円(ストア価格)なので、リモコン・マイク付きのものとしては割安ではないでしょうか?これまでのiPhoneやiPodを持っている人でも使えますから、新しいヘッドフォンを探しているのであれば、選択肢に入れてみてもよいと思います。
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