通勤電車はストレスがいっぱい(20)―非常停止ボタンが押されたあとは後味悪い?

最近の鉄道路線の各駅には、非常停止ボタン(もちろん列車の)が備え付けられています。誰かがホームから転落したとか、そういう場合に押すものと理解しています。安全のために、必要ですね!

朝夕の通勤時、列車がしばらく発車しないなというときや、ダイヤが大きく乱れている場合に、この非常停止ボタンが押されたのが原因と聞くのですが、いったい何が起きているのか、わからないことが多いです。

これってけっこうストレスですね?

A0006_000453 写真:足成

たいていの流れはこうです。

非常停止ボタンが押されたので運行を見合わす

安全を確認する

安全が確認されたので運行を再開する

安全が確認されたのだから、運行再開で何の問題もないではないか、確かにそうです。しかし、安全だったのなら、非常停止ボタンが押される必要もなかったのですよね?

とすると、誰かが誤って押したか、いたずらで押したか、機械が誤動作したか、しか考えられません。必要のない安全確認のために、しばらく待たされ、下手するとダイヤがぐちゃぐちゃになる、というのは何とも気持ち悪いものです。

安全だったというのは結果論で、怪しい場合にはとにかく作動させる、という理屈は理解できます。事故が起きてからでは遅いのですから。

とはいえ、非常停止ボタンが押された、しかし何事もなかったかのように運転が再開され、いったい何のために押されたのかは一切知らせてくれないからわからない…。何とも言えない後味の悪さを感じているのは私だけでしょうね、多分。

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