新治市民の森のチョウ4種(テングチョウ)

街にはキンモクセイのあまり香りが漂うこの頃…。それでもまだ夏の名残を伝えるこのブログ。9月22日、横浜市新治市民の森の生き物や花を紹介する連載、まだまだ続きます。今日は、チョウを4種類。

テングチョウ。ひらひらと舞って、地面で吸水するのをよく見かけるようになりました。翅を閉じると地味ですが、表面は鮮やかなオレンジ色のまだら模様です。

新治市民の森のテングチョウ(Butterfly, Niiharu Community Woods, Yokohama, Japan)
小さめの写真 Flickrで見る 新館で見る:テングチョウ

ヒメウラナミジャノメ。翅の裏面が波打ったような模様になっています。通常、後翅の目玉模様は5個。ただまれに6個とか8個の個体もいるようで、これはまさにそのパターンでしょうか。

新治市民の森のヒメウラナミジャノメ(Ypthima argus, Niiharu Community Woods, Yokohama, Japan)
小さめの写真 Flickrで見る 新館で見る:ヒメウラナミジャノメ

ヒカゲチョウ。ジャノメチョウの仲間では、地味な種類。その色合い、目玉の雰囲気など、どうもぼんやりした感じがします。

新治市民の森のヒカゲチョウ(Butterfly, Niiharu Community Woods, Yokohama, Japan)
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最後はモンキチョウ。モンシロチョウのような黄色いチョウです。後翅の白い紋がポイント。

新治市民の森のモンキチョウ(Butterfly, Niiharu Community Woods, Yokohama, Japan)
小さめの写真 Flickrで見る 新館で見る:モンキチョウ

タテハチョウ科が3種、シロチョウ科が1種。ほかにはアゲハチョウの仲間や、シジミチョウの仲間がたくさん見られました。共通するのは、ややぼろぼろの翅。夏を過ごして、もうそろそろ命の終わりを迎えるのでは、といった風情のチョウが目立ちました。また来年、活発な姿を見せて欲しいです。

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