迷彩色をまとう蛾、ウンモンスズメ。

要注意、昆虫ネタである。今回はウンモンスズメ(雲紋雀、Callambulyx tatarinovii gabyae)。チョウ目、スズメガ科の1種類である。割と大型で緑と黒の迷彩色の服をまとったような出で立ちだ。

こいつは、マンションのエントランスの壁にへばりついていたのだが、そのままだと誰かに潰されてしまうので、近くの植え込みに緊急避難させた。

緑に紛れてしまうと、うまくカムフラージュされてすぐには存在がわからなくなる。実にうまい模様になったと思うが、常々昆虫の模様というのは不思議だなぁ、と思う。頭部の帽子のような模様など、実にナイスだ。

この蛾が近くにいるのはなぜかと考えたら、幼虫の食糧はケヤキなどの葉ということで納得。近くにはケヤキの木がわんさかある。そこで成長した幼虫が地中に潜り、蛹化して羽化し、表に出てきたのだろう。

こういうのを嫌がる人がいるが、ブログ主は好きだ。自宅近くの環境もどんどん悪くなっているので、こういった生き物に出会う機会はますます減少するかと思うが、少ない機会を大事にしていきたいと思っている。

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