Parallels Desktop 10にアップデート、MacユーザでWindowsも使うなら必須?

またこの季節がやってきた。一年にほぼ一回のペースで発生する、Parallels Desktopのアップデート。説明はいらないかも知れないけど、Mac OS X上で動作するデスクトップ仮想化ソフトウェアだ。WindowsやLinuxを動かすには必須なので、バージョン7から愛用している。

今回は、バージョン10へのアップデート記。

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バージョンアップ価格は5,300円(税込み)。割高感が感じられるワケでもなく、かといって安いわけでもない、微妙な値付けだ。新規購入なら8,500円。

バージョン9の機能や性能に特に不満はなく、このまま使い続けてもいいレベルだが、うまいシステムとして「新しいOSに対応」というのがある。ホスト側で言えばOS X Yosemite、ゲスト側で言えばWindows 10だ(いずれもまだ出ないけど)。

どうせバージョンアップするなら、今のうちにやっておこうという人柱的精神だ。

で、バージョンアップを申し込んだ。購入者情報と、決済情報を入れるだけ。そしてライセンスキーを入手してインストーラをダウンロード。

ダウンロードしたディスクイメージをマウントすればインストーラが実行できる。

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コントロールセンターの外見が少し変わった。というか大きくなった!「構成」ボタンが付いたので、電源ボタンを誤って押してしまうことがなくなったのはありがたい。

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バージョン10では、Yosemiteへの対応予定の他、以下のポイントが強化されているそうだ。

  • バッテリー持続時間が最大30%も延長。CPU時間を使う量が減ったのかな?
  • メモリ使用量を10%も軽減。プログラムサイズ、ワークメモリサイズが小さくなったのかな?
  • リアルタイムに仮想ディスクを圧縮。実際に使う分だけディスクを消費するので、省スペース。っていうか、以前からあったような…。
  • Macのオンラインサービス(オンラインストレージ、SNSなど)の利用がWindows側でも可能に。今ではそれぞれサインインしているからねぇ…。
  • Windowsドキュメントを速く!Macから開く際に最大48%も高速化か。切り替えのオーバヘッドが減ったのかな。
  • ワンクリックで最適化。ゲーム、開発など目的に応じて構成を最適化できる機能。まぁこういうのは基本的に使わないのだが…。

他にも、開発者向けの機能があるとか!

正直、どうなったかは実感できるほどじゃないのが残念。でも気のせいか、動きはキビキビしているような気がする。興味があるのはアカウントの共有機能なので、ここがどう働くか今度試してみる予定だ。

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