古い自作PCに刺さっていた愉快な仲間たち

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我が家の隅っこで、使われなくなって久しい自作PCがあります。場所っ食いなので処分しようと思い、その前に中身をチェックして掃除しておこうかと思いました。モノは、ASUSのマザーボードP4B533-Vベースです。Pentium 4!

ところで、こういう箱って、ケースから外した部品とかネジとかをしまっておくために、いつまでも取っておきませんか? 2002年BCN AWARDとありますから、いつの時代の自作PCかと思いますよね?

ケースのサイドのカバーを外せばサイバーな中身が丸見え。というのも自作PCの良いところです。うっわ〜何が何だか、ごちゃごちゃしていますねぇ。

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今回バラす目的は、SCSIカードと内蔵MOドライブを外して、別の現役PCに装着する、というのもあるのです、なので、SCSIカードをチェック。懐かしい、AdaptecのAHA-2940です。昔、MOや外付けHDDを接続するならこれと、必須アイテムでした。

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おや? 箱を覗くと、なぜかもう一枚入っていました。なぜ? 同じAHA-2940でも、末尾が「AU」だったり「UJ」だったり、微妙に違うようです。また、片方にはパイロットLEDがあったり、片方にはなかったり。微妙に違いますが、コントローラは一緒なので、同じく扱えそうです。

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もっきんばーどMO(富士通の商品名)。今では絶対に見つからない、SCSI対応内蔵MO。MO自体、見かけなくなりましたよね。ですがこのドライブ、ヘッドが汚れたのかまったくメディアを読み込んでくれません。クリーナをかけたりして、なんとか復活させなければこの作業の意味がありません。それより、我が家にある大量のMOの運命は…?

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なんだこれ? 外部コネクタが一切ありませんが、SATAとパラレルIDE(ATA)の内部拡張ボードのようです。パラレルATAしかないマシンで内蔵HDDをSATAで増やすとか、そんな場合のボードですね。横長の大きいのがパラレルATA、両脇のコンパクトなのがシリアルATAです。マザーボードがシリアルATAをサポートしていなかったので、こんなボードを指してシリアルATAのHDDなどを使おうとしていたんですね。

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このコネクタがたくさん付いたものは、USB+Firewire(IEEE1394)複合ボードです。そういえば、Firewire専用の外部ドライブを買ったときに増設したものでした。今となってはなんの意味も…。FirewireとはかつてのMacの標準高速I/Oでした。今ではUSB 3.0に替わられてしまっていますが…。

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今では想像もつかないでしょうが、ビデオキャプチャボードです。NTSC方式の映像を取り込み、AVIで保存するソフトが付いていました。32ビット環境なので、非圧縮の映像ファイルが2GBを越えられない、という重大な問題が…。

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最後は、マザーボードについてきた、ゲーム用I/O(+USB)と光オーディオI/Oです。必要なら、こいつらを拡張スロットに装着し、サーブできます。多機能MBとして売っていたので、至れり尽くせりですね。このほかに、COM2(シリアルポート)用のボードもありました。とにかく多機能、そんな時代でしたね。こいつら、スロットを塞ぎますが、PCIバスは塞ぎません。なんとも贅沢でした。

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こうしてみると、ちょっと前まではこんなにPCに本気になっていろいろな機能を足していたことが思い出されます。今現役のPCを見ると、ほとんど何もしていません。何かを足そうにもその用途がないので、何もしようがない、というのが正しいでしょう。

今は、何でもやろうとするとPC以外の手段があるので、PCで何かをしようにもすることがないんですよね。こういう状況は物足りなく寂しくツマラナイですが、お金を使う必要もないという点で、実に悩ましいところでもあります。

 

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