読んでみた記「昆虫はもっとすごい」(丸山宗利・養老孟司・中瀬悠太)

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ベストセラー「昆虫はすごい」の続編です。「もっと」が付いていますが、中身は大家ご3名による鼎談集です。まぁ、濃い、ですよね、さすがに。

あ、でも表紙が地味になってしまったのは残念。前作の表紙、好きだったんですけどねぇ。と思ったら、あれは「オビ」だったんですね。めくると、本来の表紙(カバー)が出てきました。

もう一冊の方はこちら:昆虫はすごい

今回も、キレイな口絵が付いてきます。折的には、このページ数が精一杯なのでしょうが、もっと見たかったです。でも電車の中で広げていると、ページによってはぎょっとされるかも。

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今回も、虫屋の常識、非常識を存分に語ってくれます。個人的には養老孟司先生が好きなので、あの毒舌なところが生きていたのは嬉しい。鼎談集なので、話があっちこっちに飛ぶのはご愛嬌。

自然破壊は特定の昆虫を増やす、カブトムシは人間がいたからこそ増えた、といったあたりにはハッとさせられますね。人間の活動は他の生物を絶滅に追いやるわけでもなく、却って増やしているケースもあるというのは、人間も自然の一部である、ということを思い出させてくれます。

人間のやっていることなんて、昆虫達は8千万年も前からやっている、このシリーズの結論は、やはりそこです。笑

昆虫はもっとすごい (光文社新書)

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