年に一度の恒例行事。macOSのアップグレードの季節がやってきました。今年は、Mojave(モハベ。モジャビーじゃないよ)。いろいろな新機能が満載で無事に動くか不安なのですが、こういのはすぐにやってしまう質なので、この三連休を利用して実行しました。
ちなみにMojaveは、米アリゾナ州にある砂漠の名前です。
バックアップをとる
まずは基本中の基本、バックアップの作成です。普段からTime Machineでバックアップしているので、改めて必要ということはないですが、念には念を入れてということで、下記のバックアップを実施しました。
- Windows仮想マシン内のファイルのバックアップ
- Windows仮想マシンそのもののバックアップ
- Time CapsuleへのTime Machineを用いたバックアップ
- 外付けHDDへのTime Machineを用いたバックアップ
Parallels Desktopを使ってWindowsも使用しているので、最初の2個が余計な手間っていえば手間です。Time Machineでのバックアップは、リカバリのことを考えてHDDにもバックアップしています。
アップグレードの実行
バックアップが済んだら、アップグレードを実行します。言われるままにアップグレードして下さい。普通の人は、ここで作業終了ですね。新しく追加されたダークモードがカッコイイですね。
が!
クリーンインストールをモットーとしている私は、ここから一手間、二手間、三手間くらいかかるのです。笑っちゃいますよね。
Mojaveクリーンインストール⇒失敗
結論から言いますと、クリーンインストールは失敗です。酒なんか飲みながらやるからですよね。アップグレード後、Command+Rキーを押しながら再起動して、「macOS Utilities」でディスク領域を解放して、「Re-install macOS」とすればいいのですが、何かエラーが出て止まってしまいました。
やり直そうとしたら、もはやインストーラが起動できなかったので、しかたなく最初の状態、そう、Mavericksまで戻る羽目になったのです。何世代戻るんだよと思いますが、Lionあたりまで戻らないだけマシと思うしかないですね。
MavericksからMojaveへ⇒なぜか英語モードに
しかたないのでMavericksを素直にインストールして、そこからMojaveにアップグレード、そしてクリーンインストールと進めます。さて、ここで大事なことは、インストールディスクは削除⇒作成ではなく、消去して下さい、ってことなんです。いったん削除すると、そのあとに同じく作成したつもりでも、何か不整合が起きているようで、それが最初のエラーの原因のようなんです。
今回は、消去のみ。すると、Mojaveのインストールが進みますが、なぜかおかしい…。表示が全部英語なんです。以前にもそんなことあったし、あとで変更できると思うから(実は完全には変更できない)、このまま進めちゃいました。
Time Capsuleからの復元はできず
Mojaveのインストールが済み、「移行アシスタント」で復元しようとします。バックアップを作成しておいた外付けHDDから復元することにします。そうなんです、復元する容量が500GBを越えるので、Wi-Fi経由のTime Capsuleからの復元では時間がかかりすぎるんですよね。なので、USB 3.0に対応した外付けHDDを使うのです。
「移行アシスタント」で転送元を指定して、先に進みます。復元する内容をアプリケーション、書類などと指定するのですが、何かがおかしいんです。以前はもっといろいろ指定したような気が…?でも仕様が変わったのかもしれないしということで、先に進めます。復元が始まり、あと何時間と表示されるので、ヤレヤレそれを待つだけだなと思って遊びに出掛けてしまうことにします。
ちなみに日本語になっているのは、「機能設定」の「言語と地域」で「日本語」を追加したからです。しかし、サインイン時の画面などは相変わらず英語のままです。
すべて終わると、移行終了の画面が出ます。ここで再起動すると、以前のユーザが復元され…るはずですが、ユーザがいません。仕方ないのでMojaveインストール時のユーザでサインインしても、初期状態のデスクトップが出るだけです。やっぱり他にユーザはいません。
もう!という気持ちを抑えて、酒を飲みながら作業するのはきっぱりやめて、今度こそ真剣に取り組むことにしました。
日本語に切り替えてインストールする
Mojaveを入れ直しましょう。Command+Rキーを押しながら起動します。「macOS Utilities」の画面になりますが、すべて英語表示なので、FileメニューからChoose Languageを選んで日本語に切り替えます。画面の表示が日本語になったのを確認して、「ディスクユーティリティ」でインストールディスクを消去、そして「Mojaveの再インストール」からインストールします。今度は表示がすべて日本語に!これが正しい姿のようです。
無事Mojaveのインストールが済みました。サインイン画面やメニューもすべて日本語です。ここで再び「移行アシスタント」を使って、復元。今度は、以前と同じく復元するデータの内容やサイズもきちんと出て、移行元のユーザのパスワードを入力させられるなど、流れ的に大丈夫そうです。
復元も、かなり時間はかかりましたが(これが真っ当なんでしょうね)、終了。再起動してあげれば、やりました、デスクトップやアプリケーション、書類はすべて復元されていました。
やれやれ、結局丸2日かかってアップグレードが終わったわけです。手順的に遠回りしたり、昼間に遊びに出掛けてしまったりと真剣味がいまいち足りませんでしたが、なんとか終わって良かったです。ダークモードはカッコイイですが、アプリの起動でやたらと許可を求められるなど、以前にも増していろいろ厳しくなっているようです。少しずつ手なずけていくしかないようです。
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