辛いもの探検隊―実之和の辛口【激辛】かれー麺

久しぶりの「辛いもの探検隊」です。今回は、前から目を付けていた「実之和」に行ってきました。「実之和」は、千葉県香取市発祥の、「かれー麺」で有名なお店です。都内では六本木と青山、新宿御苑の3つのお店がありますが、一番近い青山店に行くことにしました。もちろん、グラフィックデザイナーのN氏が同行しています。

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「かれー麺」とは、カレーラーメンのことです(うどんではありません)。カレー味のスープで食べるラーメン、という感じですが、仕立ては「和」テイストです。お店も和テイストで、といいますか昭和テイストです。昭和30年代~40年代を思い出させるノスタルジックなお店作りが売り物でもあります(サッポロビール「ストライク」の瓶があったのにはビックリ!)。

お目当ては、赤いかれー麺と称される、辛口のかれー麺です。肝心なところがにじんでいてよく見えませんが、「辛口」「激辛」があるとされ、「危険」という文字が恐怖心をそそります(「ネギバカ」にも興味あり)。

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私はヘタレなので、「辛口」を注文。いつもどおり、Max.よりワンランク下を注文するというヘタレぶりです。「漢」であるN氏は、「激辛」を注文。ヲイヲイ大丈夫かいなと思いますが、それでも「激辛」。メニューをよく見ると、「激辛は辛口の5倍の辛さです」とあります。ということは、「辛口」が10倍くらいなら、「激辛」は50倍ということです。これは果たして、人間の食するものなのかという疑問が頭をよぎります。

ここでは、半ライスがサービスで付きます。ご飯の銘柄は「夢ごこち」という栃木県産のものだそうで、ピカピカでもちもちです。スープをかけて食べてもよし、麺と一緒に食べてもよし、あとでスープに放り込んでもよし、美味しいご飯です。

まず、「激辛」が到着しました。「激辛」の方が手間がかかりそうなものですが、先に来るんですね。それとも、こっちの方が食べるのに時間がかかるだろうという配慮でしょうか。確かに、「赤い」といえば赤いですね。上の写真ほどじゃありませんけど。

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少し遅れて、「辛口」が到着しました。黄色い、とろみの強そうなスープに麺が埋まって、かなり大きめの豚バラ肉が3きれと、九条ネギがどっさりのっかっています。見た目には、それほど辛そうに見えません。ご飯の方は、お米が光って美味しそうです。

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「激辛」と「辛口」を並べてみました。手前が「辛口」、奥が「激辛」です。上の2枚の写真でもわかるように、「激辛」の方が赤いです。当然といえば当然ですけど。

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さて、さっそく食してみるのですが、まずはお互いのスープをご飯に掛け合うという儀式を行います。このご飯は、スープで食べるためにあるのです。ということは、私のご飯にかかっているのは、「激辛」のスープということになります。う~ん、まさにカレーライスであるな、と思いながらも口に入れると、

これは辛い!

半端じゃなく辛いです。「辛口」の5倍ということはあります。ふだん、辛いものを食べ慣れている私が、「これは!」と思ったのですから、よほどのものなのでしょう。しかし、とろみのあるスープがご飯になじみ、実にうまい。スープのかかった部分をとりあえず食べてしまい、本体の作業に移行します。体がかーっと熱くなってくるのがわかります。

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麺はちょっと太めで、もちもちです。とろみの強いスープの中に沈んでいる、という感じです。ということで、けっこう辛い、かれー味の麺です。と思っていたのはつかの間、「これは結構来る!」に変わります。

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仕事中のお昼というのに大汗をかき、お水を飲み飲み、ビバークしながら何とか完食しました。私より先にN氏が完食したのはすごいとしか…。ちなみにご飯は、豚バラ肉にたっぷりスープを絡ませて、おかずのような感じでいただきました。これがうまい。

以下は、同行したN氏のレビューです。まぁ、血で尻を洗う、というすさまじさが伝わってくると思いますね。まぁ、頭頂部に、特にご自愛願いたいものです。

あかいカレー麺(激辛)。
最初は「普通よりは辛いね」位の印象ですが、
食べ続けて行くとどんどん辛さが増していき、
「やっぱ激辛だわ!」と納得する頃には
頭頂から止めどもなく汗が流れてきます。爽快♪(爆
スープが相当濃度があり最後まで冷めないのもポイント高し!
でも、麺自体も美味しかったけれど、
最後に残ったスープにゴハンダイブした方が
更に美味しく感じたのはミラクル?
なおオプションで更に辛くできるみたいですね(誰が頼むのかしら?

こんな感じで如何でしょうか?
ラーメンの内容自体は「辛口」と変わらないので
辛さにポイントを絞ってみました。
個人的にはネギと豚肉の具が素晴らしく、
麺もモチモチ太麺がストライクなので、かなりの高得点を差し上げたい所ですが
もう少し麺の量があって、味自体ももう気持ち塩気があると完璧なのに、と思い
ましたね。
そうするともっと辛さも増しますしね。
と北海道出身の肉体労働者の私が言ってます。

ということです。あえて、私的コメントの部分も掲載させていただきました。こっちの方が味があると思いましたので。

お店を出るときに、レジのお兄さんに聞きました。「激辛はどれくらい出るのですか?」という問に、「あまり出ませんね。残す方が多いです。」ということは、完食はすごい!ということです。誇っていいでしょう、N氏。私はやっぱり、「辛口」止まりでよいです。ええ、ヘタレですとも。

コメント

  1. ケノーベルからリンクのご案内(2010/03/22 09:23)

    香取市エージェント:貴殿の記事ダイジェストをGoogle Earth(TM)とGoogle Map(TM)のエージェントに掲載いたしました。訪問をお待ちしています。

  2. N より:

    漢だなんてそんな、とんでもない。
    こちらは、たまたまそれが許される状況なだけですよ。
    それに今回はお互い食後のテーブル上に(汗の)池が
    しっかり出来てましたし。男の勲章?
    ただその後の予定(お仕事)を思うとちっとヤバいかもと…(笑
    でもなおさんに奢って頂いたコーヒーのおかげでスッキリできて、
    危惧した業務も問題なく進められました。感謝!
    あと出血はしてないので安心して下さい。
    ただ数回に渡って出口が2箇所とも「熱い!痛い!」
    近年では一番強烈にイタミが持続しました…。
    まあそれ位の対価は納得済みなのでオッケーっす(爆

  3. なおさん より:

    Nさん、どうも。
    コーヒーはともかく、「熱い!痛い!」はヤバイのでは?私の場合、そこまでの症状は出ないので、もしかしたら腎臓もカプサイシンにやられているのでは?と少々心配しております。
    どうぞご自愛下さい。