ライター探しの1本のメールから考えること

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こんにちは、エンジニャー的編集者こと、なおさんです。今日は、久しぶりに仕事ネタです。

ある日、勤務先(某零細出版社)の会社の代表窓口に、某大手出版社の編集者を名乗る人からメールで連絡が入りました。聞けば、私の担当したある本のゴーストライターを紹介して欲しい、との申し入れです。何でも、これから作ろうとする本のテーマが似ていたので、依頼したいと思ったそうです。

結論から言えば、この申し出はお断りしました(というか、私に伝わる前に対応されてしまったのですが)。けど突っ込みどころ満載である上に、昨今のライター探しもついにここまで来たのだなぁ、と感慨を新たにしています。

  • そもそもゴーストライターではない→ゴーストライターが入るものと決めつけるな。
  • 相手は大手出版社→大手が中小(零細?)に頼み事をするなんて、プライドは?
  • なぜ競合に依頼する→借り物競走で敵陣に借りに行くようなもの。
  • テーマが似ているから→そのテーマで書いている既存の著者やライターをネットで探すことはできるはず。

まぁ、こんな感じなのですが、相手の編集者も若い人のようなら(メールではわかりませんが)、今は何事につけこんな感じなのだろうなぁ、とも思います。

また年寄りの偏見によるグチが始まったと言われそうですが(ハハ)、やはり体験上、自分で考えない、汗をかかない、動かない、といった傾向はどうしてもある、いやむしろ拍車がかかっている、と感じているのです。

「Google検索」のようなネット検索がどんどん賢くなり、「ウィキペディア」のような情報リソースが充実し、しかも「Yahoo!知恵袋」のようなCGMコンテンツが充実してくれば、いやがおうにもそうなりますよね?だって、困ったら聞けばいいし、見つけたら引っ張ってくればいいんですから。

これは以前、「LINEで宿題を分担作業している子供たちがいる」ということを投稿したときと同じ構図で、そこにある便利なものがあるなら使うべきでしょ、という発想の延長線ですよね。確かにそれはそのとおりなんですが、過剰な依存は人間としての大事な能力を徐々に毀損してしまう、そのようにも感じるのです。

自戒として、安易にググらない、まずはコミュニケーションによる解決を目指す、ということを心掛けますが、これって心理的、時間的コストが高いのですよね。短時間での成果を求められる現代、これを行うのはまさしく至難の業で、ストレスアップの元なのでもあります。

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