悪貨は良貨を駆逐する

久しぶりの書き込みだ。
ここんとこ落ち込み気味だったし。
うんちくネタで勘弁して下さい。

で、「悪貨は良貨を駆逐する」。
これの意味はわかりますか?
思いつくのは、良い人、良い物は、悪い人、悪いものに駆逐されてしまうと言うこと。
結局、悪い物や人が世にはびこり、良い物や人は沈んでしまうこと。
私もそう思ってました。

どうやら、違うようです。
悪貨と、良貨があり、悪貨というのは銀の含有率の低い粗悪なもの、良貨というのは銀の含有率の高い良質なもの。
銀の含有率の高い硬貨は、価値が高いので皆がため込んで外に出さない。
銀の含有率の低い効果は、価値が低いので皆がそれを使う。
結果、世の中に出回るのは、質の低い硬貨ばかり。
ということを表したもののようです。

これは、よく人に当てはめられます。
優秀な人材は、組織が抱え込んで外に出さない。
劣悪な人材は、組織から放出されて外に出て行く。
結果、世の中に出回るのは、質の低い人材ばかり。

だからといって転職する人のすべてが劣悪だとは申しません。
硬貨と違い、人材には意志がありますから、自らの意志で出ていくということも考えられるわけです。
優秀な人材が出ていく場合には、その組織がその人材に見合う質でなかったということでしょう。
悪貨が良貨を駆逐する。
この場合の悪貨とは…?

コメント