男はしょうもない―総括編(4)

さて、なにげにはじめたこの記事も、これで最後である。
(6)と(7)についていってみよう。

(6)は、ひたすら相手に待たれる。
信じていますとか、あなた以外の存在は考えられないとか、せっかく知り合ったのだとか。
ここで、まったく根拠のない意思表示に、疑問を抱き続けねばならない。

ここでも無視を決め込むと、なんと(7)のフェーズに移行する。
(7)では、何と、相手が勧誘しようとしていたサイトからメールが来る。

登録ありがとうございます。

え?登録してないぜ。
よく見ると、相手の女性が登録した?ともとれる。
だけどすでに登録済みだったんでは…?
よくわからないが、相手が登録していると思われるサイトから、メールが来る。
しかもサイトの重複確率は高い。
何人も、同じサイトからメールが来て驚くこともある。
こいつら、同一人物では?
とも思うこともある。

とにかくこれを最後に、メールは来ない。
ここが終着駅のようだ。

男の性としては、こういうのに真面目に反応したくなるのだが、いちどこういう経過をたどると、次回は完全に疑心暗鬼になるものだ。
こういうのは、お互いにとっていいことではないのではないかな?
最初騙せればいい、と考えているなら、浅薄なことだ。
まぁ、あまりに不自然な流れ、リアルな世界では有り得ない流れなら、冷静になってみればおかしいと思う類だろう。
しかし、ネットというバーチャルな世界では、こういうのももしかしてあるのではないか、という期待感を抱いてしまうこともある。
新たな交際術、というものが求められてもいるのだろうか?

機会があれば、リアルな引用と詳細かつテクニカルな分析を含めて、無機質な世界からこのことを書いてみたいと思う。

このシリーズの記事一覧:
男はしょうもない(1)―プロローグ
男はしょうもない(2)―自己紹介
男はしょうもない(3)―悩み
男はしょうもない(4)―発展
男はしょうもない(5)―核心
男はしょうもない(6)―携帯
男はしょうもない(7)―決裂
男はしょうもない―総括編(1)
男はしょうもない―総括編(2)
男はしょうもない―総括編(3)
男はしょうもない―総括編(4)

コメント

  1. しょーもない7 より:

    いやー面白かった。
    グイグイ引き込まれました。
    これからの「しょーもない男」の為のバイブルに加えるべき
    一葉でないでしょうか?
    でもいつか本物に出会えると良いですね!(爆

  2. なおさん より:

    また7さん?
    ずいぶんと古い記事を引っ張り出してきましたね。もう5年前ですか、時間がだいぶ経ったのですねぇ。
    この記事は意外と好評で、たま~に見ましたという声を聞きます。
    こう言うのをまた書こうかな。

  3. 野の花 より:

    とても面白かったです!さすがなおさんは女性心理を掴むのがお上手ですね。なおさんのようにやさしい物腰で返事を出されたら(普通は返事をくれるなんて事も稀な事でしょう)、ヨロッとなるでしょうね(笑)。でも、実際のところ、返事を書いているのは男性なのでしょうか?あまりに女性的過ぎる感じがします。今の女性はこんな感じにはならないと思います。それにしてもなおさんの分析力には脱帽しました。世の男性、被害に遭わないように参考にしてほしいです。
    そうそう、私も何年か前に何かのサイトだったかで「無料占い」というものがあって、まんまと乗せられました。パソコンのメルアドも書けとのことで、いつも使っているヤフーのメルアドを書いたら、占い結果は携帯に送るので、携帯のメルアドも書け。世間知らずもいいとこの私は真面目に携帯のメルアドも書きました。そして結果を待ちました。しかし、結果は来ないかわりにおびただしい迷惑メールがパソコンと携帯に殺到。怪しげな出会い系とか英語で書かれた件名のもの、そしてどういうわけか差し出し人は私のメルアド・・・そういうのが多数来ています。毎日20~30は来ています。でも、みんな女性からのメールなので笑えます。よくあんな件名を考えますね(笑)。毎日一括削除が日課です。

  4. なおさん より:

    野の花さん、
    お楽しみいただけたようで何よりです。
    今は情報が溢れているので、この手の話に引っ掛かる人はいないでしょうが、それでもこの手のメールが尽きないのは、引っ掛かる人が少しでもいるのでしょうか。
    引っ掛ける方からすれば、とにかくメールを大量送信して、そのわずかでも引っ掛かればいいという程度のものなのでしょう。
    一度、彼らのデータベースにアドレスが入ってしまうと、手と場所と品を変え、いくらでも送られてきます。信頼できるところ以外には、大事なアドレスは登録しない方が無難です(どこが信頼できるの、というのが難しいのですが)。