TERMINATER2-P組み立て記(4)

購入物の最後は、ビデオカードである。
ここは、今回の目的ではCPUと並んで重要な要素であった。
個人的には、9100IGPでいいじゃん?とか思っていたので、実はわざわざビデオカードを別に購入して装着する、などということは考えていなかったのである。
でれでもいちおう将来のことを考え、AGPスロットを備えたものにはするつもりだった。
高性能なビデオカードは高い!そういうのもあったので、なおさらである。

しかし、今回の依頼主は内蔵の9100IGPに不信感を持っているようだ。
というのは、今までメインで使っていたマシンは815G搭載ボードで、そのグラフィック機能はやっぱり「いまいち」ということだったからだ。
内蔵というのはこんなもん、という思いこみもあったのかもしれない。
店頭のパネルに、ビデオチップの性能比較表などもあり、さらに追加への欲求が強まったようだ。
しかもそのパネルには、エントリークラスでRADEON9200シリーズがエントリーで、9600シリーズがミドルクラス、9800シリーズがハイエンドとある。
9100というのは、そのエントリークラスより数字が小さい。
そういう単純な理由で、エントリークラスにも及ばない性能なのだろう。
これでは、最近のヘビーなゲームなど満足に動くはずがない。

そこで、追加するビデオカードの選定に入った。
RADEONにする必要はないのだが、今までのがGeForceなので、今度は別のにしてみよう、というのもある。
「ハイエンド=高い」という先入観(確かに高いのはベアボーンより高い)があるので、ミドルくらいので手を打つよう提案する。
だが、店頭パネルの「3Dゲームもとりあえず」といった表示に、依頼主は満足しないようだ。
では9800か?
各社の9800チップ搭載ボードを見てみる。
高い…。
案の定である。
256MBのVRAMを積んでいるモデルでは、ベアボーンより確実に高い。
しかし、これらのモデルにご執心の様子だ。
それでは予算が…。

しかし、強い味方がいるのであった。
私も世話になっている、「玄人志向」である。
よく見ると、9800XLを積んだ256MB DDRモデルが18,000円ほどである。
メモリが違うものは、倍近い値段になる。
メモリの違いは依頼主にはわからないようなので、単純にチップの性能だけで決めてしまう。
これならいいだろうということで、決めてしまう。

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さて、パーツが揃えばいよいよ組み立てである。
それは、次回からやっていこう。

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