巷は花粉症がつらい季節だが、そういうのとは関係なしに風邪を引いた。といっても寝込むほどではなく、鼻づまりや咳がひどいというたぐいのものである。咳はともかく、鼻づまりはつらい。何しろ集中力ががた落ちで、今の仕事のフェーズではきつい。しかし、あることに気付いた。
鼻は詰まるが、両方一度に詰まることは滅多にない。片方が詰まり、もう片方は空気が流れている。なので呼吸に困ることはないが、鼻づまりの度合いによっては詰まった側の圧迫感がひどく、これが不快感=集中力の低下につながっている。鼻が詰まるのは、血管が鬱血して鼻粘膜の膨張を招くからだが、風邪で炎症を起こし腫れていたりすると、不快感が増す。
しかし、この不快な鼻づまりも、しばらくするとすぅっと楽になり、そのかわり反対側が詰まってくる。これは、室内から外に出た、ちょっと運動した、という刺激で起きるものかと思っていたが、どうやらそうではないようだ。この切り替えは2~3時間(あるいは3~4時間)の周期で行われており、これを鼻サイクルという。
鼻サイクルがなぜ存在するかということは、肺に送り込む呼気の条件に関係がありそうだ。肺に送り込むべき呼気は、温度37℃、湿度95%を満たしていなければならないそう。これを行うのが鼻で、連続運転には限界があるため、自動で定期的に切り替えているそうな。切り替えは、鼻孔のセンターにある膜をどっちかに寄せて行うそうな。
もちろん、これは自動的に行われるので、意識してする必要もないし、できない。また、鼻サイクルは20%の人は持っていなくて、そういう人は開けっ放しか詰まりっぱなしになるのだろうか?
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