官製年賀状の売れ行きが昨年比7パーセント減だそうだ。メールなどの電子手段の普及、主に企業などで年賀状そのものを廃止しているところが増えるなど、無理もない話だ。要は、新年の挨拶がきちんと行えればよいわけで、形式にはこだわる必要はないというのが持論なのだが、こういうときにこそ普段は使わないメソッドを使ってみたいものだ。だから、実は私は年賀状支持派、である。
だからといって、写真屋でテンプレートを選んで住所と名前だけ入れて完成、というのも控えたいものだ。ベストなのは、裏面も表面も全部いちいち書いています、というのだろうが、それには出す枚数にもよるだろうが膨大な時間がかかると思われるため、現実的なところで折り合いを付けたい。
一時期やっていたパターンは、裏面の絵を自分で用意し、同じく裏面にその人に向けたメッセージを書く。表面は、墨と筆を用意していちいち書く。そうとう骨が折れるが、年賀状の趣旨から言えば、その時間を相手に送っていることになるわけだ。
今は、パソコンを駆使することが多い。住所録を作っておけば、宛名印刷はバッチリ、裏も綺麗なイラストや思い思いの文字を散りばめて自由に作り込む。仕上げが一言メッセージなのは変わりない。プリンタが高性能になり、無償で使える素材がたくさんあるからこそできることだ。それには感謝せねばなるまい。
それじゃいかにも即席では?と思った人には、パソコンで年賀状を作るのは意外な試行錯誤の繰り返しで、その苦労を送っているのだということで勘弁してほしい。苦しいかな?
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