無料で作るASP.NETでWebサイト(2)

無料のWebサイトを作るにあたり、普通ならばWebサーバを調達してくるのだが、今回はこれを後回しにする。なぜなら、開発ツールを導入すれば、とりあえず動作検証のためのWebサーバを自前のPC上に構築できるからだ。つまり、最初のうちは手元のPCで開発、検証を行い、ある程度形ができてきた時点で外部のWebサーバに場所を移す、というわけだ。なので、まずは開発ツールであるVisual Web Developer 2005 Express Editionを入手し、導入する。

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Visual Web Developer 2005 Express Edition(長いので、以降VWDと略してしまう)は、最近では書籍などの付録にもなっているが、ネットからもダウンロードできる。CDなどに残しておく必要がないなら、Webインストールがもっとも簡単である(ただしインストール中にインターネット接続が継続する点と、高速な回線が必要なことには注意)。Webインストールは、Microsoft社のWebサイトに接続して行う。以下が、そのURLである(2007年3月時点)。

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このページの最初の方に大きめに表示されている「Webからインストール」をクリックすれば、インターネットからのインストールに移行する。ただし、インストールには「Windows Live ID」が必要になる。Windows Live IDは特別なものではなく、Microsoft社のメールサービスHotmailのアカウントなどがそのまま使えるので、すでに持っている人はそれを使ってサインインすればいい。持っていなくても、Hotmailのアカウントなどすぐに作れるので、これを機会に作っておいてもいい。サインインし、いくつかの質問に答えた後、実際のインストールが開始される。回線の速度にもよるが、かなり時間がかかることがあるので、気長に待ちたい。

インストール自体は簡単で、特に選択すべきところもない。ひとつだけあるとすれば、「Microsoft SQL Server Express Edition x86」はインストールしておいた方がいいかもしれない。あとあとデータベースを使うことになった場合に、面倒なことにならずに済む。また、「Microsoft MSDN Express Edition」はオフラインでマニュアルを参照したいという場合にはインストールしておけばいいだろう。ただし、それなりのディスク容量は必要になるし、インストールに時間もかかる。

インストールが終われば、ユーザ登録を行うことをお勧めする。いろいろな特典がある(よううだ)。

以上が済んだら、いよいよサイト構築だ。

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